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脳で感じて楽しむ現代アート

現代アートって、どう見たらいいのかわからない、そんな風に思っていた時期が昔ありました。

ピカソとか、ダ・ヴィンチとか、有名な人の企画展を見に行くときは、「これがあの有名な〇〇か・・・、ふむふむ」なんて観に行っていたけれど、現代アートを見て、どう思っていいのかわからないなぁと思っていたことがあった。

地元だから横浜トリエンナーレとか昔からよくいってたのだけれど、どういう風に「思えば」いいのかわからない。そんな感じでした。

でもいつからか、現代アートを見るのがすごく好きになりました。たぶん社会人になってからな気がする。

死ぬほど当たり前だけど、絵とか作品をみたときに、「どう思うべきか」「どう鑑賞すべきか」なんてルールはまったくない。ただその作品をみて心で、脳で、からだで感じればいいわけです。

今日、汐留のパークホテルでやっているアートフェスに行ったのですが、それがものすごく面白くて、観ているだけでワクワクして、やっぱり言葉以外で心にうったえかけてくる絵とか物体って素晴らしいなと思いました。

私は絵をみて解説もなにもできないけれど、観たときに自分の心がどう変わるのか、それに素直に気づけるようになりました。

たまに読書感想文とか、作文とか書くのが苦手な人がいるけれど、「正解」があると思っているといつまでたっても書けないのかもしれません。「正解」なんてなくて、自分の心のままに書けばいい。

もちろん苦手な人は、それが苦手なのかもしれないけれど、それだったら文章を書く練習よりも、自分の気持ちに敏感になる、自分の心の動きに気づいてあげるように心掛けたほうがいいのかもしれません。アートを見て楽しむ方法も、同じだなぁと思いました。

パークホテルのアートフェスでは、アーティストの方が客室を一部屋まるまる自分の作品として仕上げた空間を、見学することができました。

http://www.parkhoteltokyo.com/artcolours/aih.html

実際に宿泊もできるようで、外国の方にも人気なよう。

現代アートって、同時代にいるアーティストによるアートだから現代アートなんですよね。例えば「ダ・ヴィンチの絵が日本にやってきました!」というように話題になることはないけれど、せっかく同じ時代に生きていて、アーティストの方とお話ししたり、小さい作品だったら買うことだってできるかもしれない。

現代アートを、もっと身近に楽しめる、感じられる機会が増えるといいなぁと思いました。自分の心のままに何か作品を楽しめたら、それは単なる消費ではなくて、とても豊かな体験だと思います。



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