一億年以上前からある森の暗闇の中で

ゴールドコーストから車で1時間ほど、スプリングブック国立公園のなかの洞窟へ、ツチボタル見学ツアーにいきました。
ガイドさんに連れられて、真っ暗な熱帯雨林のなかを歩きました。

こんな暗闇のなかを歩いたのって久しぶりかもしれないと思った。暗いぶん、木々や水の香りを感じる。鳥や虫、風のざわざわした音が大きく聞こえて、森で生きている生き物の気配が伝わってくる。

真っ暗だけど怖くはなく、歩いているだけで、体と心が軽くなる感じがした。不思議と懐かしいような心地よさ。

人間も、こうやって生きてきたんだなぁと、自分の中の根源的なものを感じました。東京で暮らしているとこういう感覚は忘れてしまうけれど、こういうところに来るとちゃんと感じられるのが不思議。

ツチボタルはとても綺麗で神秘的だった。洞窟の壁に、青白い光がぼーっと光っている。ずっと見ていたくなるような優しい光でした。

地球最古の熱帯雨林だそうで、そんな所で感じた森の気配にすっかり癒された。

昔から生きている森の完全な暗闇のほうが、コンクリートの都会の建物より人に優しいのかもしれない、なんてことを感じました。

#オーストラリア #ゴールドコースト #旅 #一人旅

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