環境が習慣を作り、ひいては人を作る

文京区は本郷三丁目に引っ越して2週間経つ。

本郷三丁目は、ほんとうに住みやすい。心の底から引っ越してよかったと思う。

都心に出るのに時間がかからないし、しずかだし、美味しいお店が多く、自然も多い。学生街だから多少はうるさいかと思っていたけれど、そんなこともない。高田馬場とは大違いだ(やっぱり学生街という意味で、高田馬場のうるささは別格なのだと思った。学生の傍若無人さといったら!自分もその一人だったけれど)。

朝、住宅街を抜けて駅まで行く途中、近所の人が家の前を掃除したり、植木に水をあげたりしているのを横目で見る。その風景が、なんだか良いなと思う。

いまの時期は綺麗な紫陽花をたくさん咲かせているお家が多い。よく自己啓発本に、一輪でも花を部屋に飾りましょう、なんて書いてあるけれど、確かに花を育てる生活は、心に余裕があるという事なんだと思う。

もう一つ思ったこと。

今日の11時ごろ、仕事でやりたいことがあって、近所のスタバに行った。そうしたら、ほぼ満席で、ほとんどの人が一人でパソコンを打ったり、勉強したりしていた。カフェで仕事や勉強をすると、まわりにも同じような人がいて励みになるから好きだ。

東大生と思しき学生が勉強をしているのを見て、ちゃんと勉強している大学生はえらいなぁと思った。大学生のとき、カフェで勉強したりしたけれど、たいてい家を出てカフェにつくのが早くて午後とか夕方だった。それもテスト前限定。

場所が変わると、そこで暮らしてる人の生活が新鮮に見える。その人達にとっては当たり前の習慣でも、外から来た人にとっては面白い気づきがたくさんある。

小さな文化圏みたいなものが、街にはある。特に東京は、電車で5分離れれば全く違う文化圏が広がっている。それが東京の懐の深さだと思う。

生活を変えたい、良い習慣をつけたい、違う自分になりたいと思ったら、引っ越すのはかなり簡単な手段かもしれない。そのためにも、物は少なく、身軽に生きたい。

#コラム #エッセイ #本郷三丁目

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