自分で作って食べるということ


外食が連日続くと、決まって調子が悪くなる。
その外食それぞれが、いやな予定なわけではない。
それでも、家でごはんを作って自分で食べるということができないと、心にはだんだんストレスがたまり、なんとなくからだが休まらない感じがして、挙げ句の果てに口内炎ができたりする。

食べることは生きるために大切なことだけど、たぶんその大切なことを自分でコントロールできていない状態が、わたしの場合すごくストレスになるらしい。

自分でごはんを作って自分で食べる、自分の体の面倒を自分で見られることは、とても幸せなことだと思う。

先週は忘年会やら仕事の予定やら自分のお楽しみやらで外食が続いたけど、6日ぶりに有賀薫さんのケイクスのレシピ、白菜しょうがスープを作って食べて、やっと元気を取り戻した。

いま、有賀薫さんのスープのレシピ本を編集させていただいている。おかげでスープのレシピがレパートリーに増えた。野菜をたくさん食べられるし、レシピ自体は簡単なものが多いので自炊の回数が増えて、暮らしがとても捗る。
これは編集しているなかで、自分も有賀さんのレシピをたくさん作ってみて、わかった実感。

とくにキャベツや白菜など、葉物野菜をどーんと使って作るスープレシピは、材料の種類が少ないのにしっかり満足感があってとても良い。一汁一菜がちょっとしたブームになったけれど、有賀さんのスープもそれに通じるものがある。スープが主役で、あとは白いご飯があれば完結する。

あと、ツイッターにも書いたけれど(↓)、忙しくて疲れてて、ごはん作る余裕もなくて、コンビニごはんや外食ばかりっていう人に、自分でごはん作る楽しみを、っていうのはもしかしたら人によっては暴挙に感じる人もいるかもしれないけれど、それでもその機会を持ってほしいって伝えたいと思う。

<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">暮らしを調整するためのスキルの一つがご飯を自分で作ること。だから適当でもごはん作れる人は強いと思う。お金も時間もなくても、コンビニごはんより安く手間をかけずに作る方法はたくさんある。余裕がない人にほど、自分を守るためにごはんを作る選択肢を知ってほしいと思う。

暮らしを調整することが大事だと思っている。料理をしないことを責める気持ちは全くなくて(わたし自身それくらい余裕がない生活をしていた時期もあったから気持ちは死ぬほどわかる、だから丁寧な食事を作れ手抜きは悪いということが暴力になるかもしれないことを知ってる)、納豆ごはんとインスタント味噌汁でもいいから、自分の意思で食事をマネージメントすること、コントロールすることを試してほしい。

食事をコントロールすることが、自分の人生をコントロールすることの第一歩になる気がする。
食べることをきっかけに、じゃあなぜそんなにいそがしいのか、大変なのか、現場にまず疑問を持って、疲れに潰される前に自分の生活を自分で変えていける人が増えたらいいなと思う。

いま疲れている人が自分の人生をコントロールするきっかけに、編集しているレシピ本がなることを願っています。

ちなみに写真は有賀さんのポトフのレシピです。この冬はポトフにはまりました。

#スープ #コラム #日記 #編集者
#有賀薫


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体で考えて、頭で感じて、心で動きたい。

自分の感覚と世間の擦れに、たまに驚くマガジンの記事が100件になったので第2弾作りました。
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コメント2件

このときのツイート、とても心に響きました。今は料理しなくても生きる方法なんていくらでもあります。でも「作って食べる」という選択肢が外食と同じぐらいの気軽さで選べるようになったら心も体もとても楽になるし、男も女も、もっと自由になれると思います。いい本を作りましょう!
料理を気軽にできることって、人を自由にしますよね!そこは男も女も関係なく、自分の生きやすさのためにできる人が増えたらいいなと思います。本当に、いい本にしていきましょう!!
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