HikiからMediaWikiへの移行チャレンジ

 長らく懸案だったHikiからMediaWikiへの移行に着手したので、作業の健忘録としてメモ。前回の検討から、Hiki2MediaWikiのGitHubを眺めていたら、自動投稿までしてくれるツール「Hiki2MediaWiki Auto」も転がっていたので拝借して処理。技術系の記事はqiitaの方がいいのでは感。

1.レンタルサーバ上で作業したので、gemをローカルにインストールする必要があった。

 「[ruby] gemをユーザー領域にインストールする」というページを参考に、とりあえず ~/.gem の下に bundle から放り込んで解決。具体的には、ホームに「gem: "--user-install"」という一行を書いた.gemrcを作成しただけ。多分毎回オプション指定でもいけたとは思う。

2.rubyの実行エンコーディングがUS-ASCIIになっててCSVファイルのパースでコケるのでUTF-8を実行時に指定して通す必要があった。

 「コマンドラインオプションで文字コードの指定」を参考に、オプションに-Kuを指定して回避できた。

3.依存しているGemが古くなって新しいものに対応してなくてエラーを吐いていたのでコードを改訂する必要があった。

 MediaWikiのAPIを叩くためのgem「MediaWiki::Gateway」がエラーを吐いてて、調べたらrest-clientが古いせいだとわかり、解決策としてはバージョンを上げればいいと書いてあったものの、MediaWiki::Gatewayの開発自体が止まってて、MediaWikiの公式版「MediaWiki API」を使えと書いてあったので、MediaWiki::Gatewayを使っているコード(auto-post.rb)の該当部をMediaWiki APIを使うように変更して回避できた。

 移植コメントの付け方がわからなかったのでその部分は削除した。利用者がいるならコードをあげてもいいけどいるのかしら。

4. その他懸案

 とりあえずの試験インストールと移行はできたものの、レンタルサーバの問題か、現行サポート対象である、MediaWiki-1.31.0 、MediaWiki-1.35.0 が今回インストールできなくて困惑中。本環境ではまだ試してないので、うまく行く可能性はあるが謎。

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