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🌸余命10年🌸

2022年3月4日に映画が公開予定です。

小坂 流加 こさかるか さんの遺作で、
ほぼ実話に基づいたお話だそうです。。

軽い言葉で言えば、
余命系の作品なのですが、

20代女性の余命10年と、
80代女性の余命10年は、、
はたして両者共、希望と絶望は
同じ大きさなのか?

若年なら、自分も周りも悲しむ
老年なら、自分も周りも悲しむ?

果たして本当に余命の長さや重みを
比較してもいいのか?

20代の余命10年の過ごし方は、
何気ない細やかな日常にさえ悲観的になり
将来に向けて夢見るが、実現は不可能で、
やり残せなかった事を数え、生産性は0
失意の底に突き落とされ、沈む。
見た目は若くて健康そうなのに、
頑張りたくても頑張れない。

それに対して、
80代で余命10年です、と宣告されたら
旅に出たり、山に登り始めたり、
様々な大会の記録に挑戦し出したり、
お墨付きを貰った気分で、かえって以前より元気になる人が多い様な気がする。
頑張りたくない人は頑張らなくても世間の風はそんなに冷たくない、、

いや、本当は20歳で終わる筈だったんだけど、余命が10年伸びたと解釈すれば?
減ってないよね、むしろ増えたよね、、
という問題でもない。


全くもって、この作品に対する作者の意図とは無関係の疑問が湧いてきた。。

誰も御婆さんと余命の重さを比べて欲しいとは言ってない筈だ、、
例にあげるべきじゃなかった。。
ごめんなさい。。じゃあ、

樹齢20年の桜の木と、
樹齢80年の桜の木では?

明らかに80年の桜の木の方が価値はありそうだけど、余命は10年だ、、

どちらが儚く、美しく散るのか?
比べるまでもなく、80年目の桜です。。

では、

80歳の人が見た樹齢80年の桜の景色と、
20歳の人が20歳の感性で見た樹齢20年の桜、どちらが色鮮やかなまま記憶に残るのか?
これは比べてもしょうがないので、
今見てる桜が一番綺麗だけど?
という事にしてみようかと思う。。

最後に、
余命10年ならぬ、余命10分だったら?
何を最後に思い出せるのか??

使ってない頭の引き出しを開けたらどうなるのか??
ちょっと考えだした。。。。


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