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Satisfactory:満足するまで工場を作って壊して作って壊して作って作って作って作って

皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。自分は変わらずゲーム三昧の日々を過ごしています。そんな自分ですが、週に一回友人とゲームをする日を設けています。ここ数年でマルチプレイが面白かったり、二人プレイでのみ遊べるゲームが増えたりしていますから、誰かとゲームをする時間は重要です。

そんな友人とのゲーム時間で遊んだのが、今回感想を書くSatisfactoryです。去年の秋頃からスタートして、おおよそ半年かけてようやく現バージョンの最終目標であるフェーズ4をクリアしました。総プレイ時間は200時間超でした。かなり厳つかったです。

3D版Factorio

Satisfactoryはいわゆる「工場建設ゲーム」で、パイオニアである「Factorio」なんかが有名です。Satisfactoryも例に漏れずFactorioフォロワーのゲームで、3D版Factorioと表現されているのをよく見ます。とはいえ、プレイしてみてSatisfactoryのゲーム体験はFactorioとは大きく異なると感じました。

まず大きな違いは、上で述べたように3Dであること。そして、床や壁、屋根などの建造物が充実している点です。これにより、見た目にこだわった工場を建設することができます。

自分はビルのような工場を建設していました

見た目にこだわると実利的にも有効なのがゲーム的に良く出来ているなと思いました。どの製作機がどの製作機と繋がっているのか一目でわかるように整理することで、効率よく工場を建設していくことができるんですよね。自分はプレイ中ずっと、かっこよくて効率の良い工場を建てるために頭を捻っていました。それは時折、夢にコンベアが出てくるほどです。

ひとつの街が出来上がりました

フェーズ4達成後に工場群を眺めたときは、なかなか壮観でした。これはFactorioや凡百の工場建設ゲームでは得られない快感だと思います。

都市計画を立てるのが楽しい

全面ガラス張りの工場

今作はまだベータ版ですべての要素が実装されているわけではなく、現バージョンだと軌道エレベーターのフェーズ4が最終目標になります。このフェーズ4がかなり曲者で、要求されるアイテムの量と複雑さがこれまでとは比にならないんですよね。今まで建設した工場では太刀打ちできません(厳密に言うと、達成まで異次元に時間がかかります)。

最初のエリアから離れて工場を建設していくんですが、そこで必要になるのが都市計画(工場計画)とインフラ整備です。これを考えるのが意外と楽しかったです。

積むだけで拡張できるBP工場

どの要求アイテムを誰が作るのか決めて、計画に沿ってお互い別々の場所で工場を作っていきます。こうなるとほとんどソロプレイになると思いきや、そうはならないんですよね。ひとつの目標に向かって作業を分担するという形になり、「毎分ワイヤー何個必要?」とか「君の作った列車にアイテム積んでいい?」といった内容の会話が増えました。ゲーム時間の終わり間際では、どんな問題が発生しているか、次回どう動くのかなどの会議が行われていました。そこいらの協力プレイのゲームよりも会話が多かったんじゃないかなと思います。

特に面白かったのは、定期的に技術交流が行われたところです。「この壁と屋根の配置がかっこよく見える」とか「このコンベアの配置が省スペースになる」とかですね。互いが互いのアイデアと技術を吸収して、より良い工場を作っていくのがすごい良かったです。これからこのゲームを遊ぶ方は、ぜひ誰か友達を誘ってプレイしてみて欲しいです。

インフラ整備に関しては完全に失敗しました。序盤で建設した駅で最後まで乗り切れると皮算用し、乗り切れないことに気がついたときには駅周りに工場が建っていて駅を拡張できませんでした。新駅の建設も議題に上がりましたが、現状の窮屈な駅でやり繰りする方が早く達成できるとの結論になりました。早々に駅を移設したり、アウトバーンを建設すれば良かったです。

現実でもやむを得ず作った区画やインフラってよく見かけますよね。当時の人たちも自分がこのゲームで出会った問題に直面し、やむを得ず微妙な区画やインフラにしたんだ思うようになりました。そういった行政の悩みのようなものを体験できるゲームはなかなか無いと思います。

今日も脳内をコンベアが巡る

お城も建てました

このゲームをプレイした人間には2種類の人間がいると思います。それは工場建設に満足した者と満足できない者です。自分は後者でした。このゲームのせいで脳内をコンベアが這い回ることになり、工場建設中毒になってしまいました。それを証明するように、このゲームのクリア後すぐに別の工場建設ゲームに手を出してしまいました。やめられないとまらない。

多分ですけど、満足した人はこのゲームをクリアできなかった人なのではないでしょうか。満足したからこそ途中でこのゲームを止められたのだと思います。自分はこのゲームをクリアしてしまうほど遊んでしまったので、頭がコンベアになってしまいもう手遅れです。

頭がコンベアになってみたい方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

では、また。

ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります