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Balatro:インフレしていくポーカーゲーム

これはちょっとヤバいです。このゲームは中毒性が高すぎます!お陰で寝不足、肌荒れ、お腹の調子がとても悪い!

自分をそうさせてしまったゲームが今回感想記事を書く「Balatro」です。Steam Next Festで登場し、またたく間に世界中のローグライクゲーマーを寝不足にした悪名轟くゲームです。中毒性が高いのでまだプレイしていない方は絶対に遊んではいけません……。

Balatroのインフレはチョー気持ち良い

最初の目標スコアは300

本作はポーカーが土台のローグライクカードゲームです。ラウンド毎に決められたスコアを達成するために、デッキやカード、バフアイテム(ジョーカー)の強化をしていくことになります。目標スコアを達成させるためにどんどんインフレさせていくんですが、これがめちゃくちゃ気持ちいいです。特に、一回のハンドで目標スコアを凌駕したときなんかは、脳から変な汁がめっちゃ出ます。『んほー』ってなっちゃいます。例えるなら、落ち物系パズルで連鎖がガンガン決まっていく感覚でしょうか。脳のいけない部分の快楽中枢が刺激されている気がします。

終盤はなんと10万!それに対し一回で45万出す自分のデッキ

ポーカーのルールをハック、というかぶっ壊すことができるのも本作の面白いところです。例えば、スートを4種類ではなく2種類(クローバーとスペードの黒、ダイヤルとハートの赤)とみなすジョーカーがあるんですが、これを手に入れるとフラッシュの役が作りやすくなります。ほかにも、ストレートの役に必要なカードを4枚にするジョーカーや、あるいは数字を一つ跳ばしても役が成立するジョーカーもあります。

エンドゲームでは目標スコアは720万!

4種類のスートと2からAまでの13枚のカードで構成された52枚のデッキをいじれるのも良いです。スートを偏らせてフラッシュを作りやすくしたり、特定の数字のカードを増やしてフォーカードやフルハウスを作りやすくしたりできます。さらに極端にして、ファイブカードやフラッシュハウスなんてトンチキな役も作ることができます。やっぱり、インチキって楽しくて中毒性があるんですよね。

アンティ16ではわけわからない目標スコアが……

Balatroのゲームデザインは中毒性がある

色々なジョーカーがある

本作の楽しさと中毒性を支えるのはそのゲームデザインだと感じました。ポーカーが土台なので運の要素はあるんですが、それ以上にプレイヤーのウデが高いです。この辺りは本家のポーカーと似ている気がします。

スコアはチップと倍率の乗算でおこなわれるので、両方バランス良く高めるのが重要です。チップと倍率にバフをするジョーカーは特定の役やカードを対象とするものが多いので、どの役やカードを使っていくか絞る必要があります。さらに、それに合わせて、役を作りやすくするジョーカーを手に入れたり、役やカード自体のスコアを強化したりする必要もあります。

初期デッキも色々ある

当然、バフするためにはお金が必要なので金策も考えなければいけません。お金は各ラウンドで余ったハンドが払い戻されるので、一撃で目標スコアを達成するのは重要です(ゆえに、ハンドが減るとお金が増えにくくなるのです)。また、お金は利子という形でボーナスがもらえるので、お金を貯めた状態でラウンドをクリアするのも大切です。どのタイミングで貯金し、それを使うのかが結構難しいです。

本作のすごい所はポーカーのルールからそれほど逸脱していない所ところですね。考えることは複雑なんですが、ポーカーのルールに少し味付けした程度なのでどこかシンプルさがあります。このシンプルさが何度でもプレイしたくなる、してしまう中毒性につながっている気がします。ルールはシンプルだけど奥深さと複雑さが担保されているのは素直にゲームデザイン上手いなと思いました。

Balatroは無限に遊べる

本作はポーカーを魔改造したローグライクゲームで非常に中毒性があり、危険です。価格も二千円以下とお求めやすいです。人の人生をぶっ壊しかねないこんな呪物が2月にリリースされたなんて、今年はヤバい年になりそうです。では、また!

ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります