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ブルーアーカイブ:先生になりました その2

これの続きで、今回は「エデン条約編3章4章」「カルバノグの兎編」の感想になります。今回はちゃんとスクショも取ったので、前回よりもマシな文章になっていると思います。

Vol.3エデン条約編3章

ブルアカのストーリーで一番良かったです。自分ってこんなに涙腺弱かったか?と思ってしまうほどです。

良かった良かったじゃねえよ、ミカ。でもこのセリフは最後のヒフミのシーンに掛かってると思います。

心揺さぶられたシーンはまず、捕らわれているミカに会うシーンですね。言い訳がましく自分を悪者にしようと無闇矢鱈に言葉を並べ立てる彼女にはちょっとイラっときました。おい、ミカ、お前の言いたいことはそうじゃないだろ?もっとあるだろ?と思ってビンタしたくなりました。ミカの面倒くささと危うさが良くわかる場面ですね。でも、この場面があるから後のシーンが光るんですよ。

シナリオライターの性根を疑うシーンでした。

次はアズサが覚悟を決めるシーンです。ヒフミを突き放して、あまつさえ貰ったプレゼントを爆弾に仕立ててアリウスの連中を倒そうとします。大切なものを自ら捨てて、さらに人殺しになろうとする彼女の覚悟には思わず自分も涙が出ました。しかもその後もくじけずに、自分の信じたもののために最後まで足掻こうとするんですよね。まさに、黄金の精神。好き。

ちゃんと言えたじゃねえか、ミカ。

次は、ほかの生徒からリンチを受けているミカをコハルが助けて、先生ともう一度出会うシーンです。ここはマジで良かったです。思わず「ちゃんと言えたじゃねえか」とゲームの前で言ってしまいました。ミカは本当に魅力的なキャラクターですよね。ようやく、色々なしがらみの仮面を脱いだ本当の彼女に出会えたと思いました。ここで2回目の泣きが入りましたね。

最後は部長が決めてくれました。

最後はやっぱりヒフミが啖呵をきるシーンです。ハナコみたいに頭が切れるわけでもない、アズサほど戦いが上手いわけでもない、コハルのように向上心があるわけでもない。そんな普通で平凡な(本当に?)ヒフミが自分の信じたものを諦めないと叫ぶシーンはとても心が動かされました。多分、ナギサもヒフミのそんなところに惹かれたんでしょうね。しかも、その結果ではないですが対策委員会が参戦するのはめちゃくちゃ熱くなりましたね。トリニティとゲヘナが共闘するのはなんとなく予想がつきましたが、まさか対策委員会が来るとは……。さすが、ファウストさん。カッケーっす。貸し借りはもちろんありましたが、そんなヒフミだからこそ対策委員会は助けようと決めたんじゃないかなと思っています。あと、「ブルーアーカイブ」のタイトル回収もありましたね。コテコテですが、良かったと思います。

問題の24話のボス戦はまじでしんどかったです。先生レベルが低すぎたと反省しています。もっと戦力を整えて挑めば良かったんですが、ストーリーを読みたい欲望を我慢できませんでした。

コハルのEXにツバキとボスを巻き込むのが大切です。

最終的にはツバキで耐えて、コハルとセリナで回復を回し、コタマでバフをかけて、ワカモのEXにムツキのEXを重ねてダメージを水増ししました。必須はツバキにT4カバンとコタマを星3に上げることですかね。何度もリトライして、3、4時間かけてやっと倒せました。もう二度とやりません。

Vol.4 カルバノグの兎編

エデン条約編3章でぐちゃぐちゃになった心を直すために、4章を始める前に読みました。「対策委員会編」と「時計じかけの花のパヴァーヌ編1章」のような雰囲気でした。THE 青春って感じですね。

これまでのストーリーが「信じることの大切さと強さ」にフォーカスしていたのを、それに加えて「誰かから信じられること」にもフォーカスしたのが印象的でした。ミヤコはほかのメンバーのことを信じるし、ほかのメンバーもミヤコを信じる。そうすることで強大な敵にも打ち勝つことができる。そんなメッセージを感じさせるストーリーでした。

あと、終わり方がめっちゃ雲行きが怪しかったです。2章は絶対ロクなことになりません。たぶん、シャーレとSRT特殊学園は立場がかなり似ているので?シャーレがなくなればSRT特殊学園は復活できる、とFOX小隊は考えているのでしょう。そんな中でRABBIT小隊はどんな「正義」を信じて行動するのでしょうか。今から楽しみ……ですがロクなことにはならないと思います。

Vol.3エデン条約編4章

ブルアカのストーリーで一番良かったです(二回目)。面白いのはもちろんのこと、それ以上に登場人物がいい所に落ち着いて安心しました。

最初は3章までの出来事の後始末的なエピソードだと思っていました。でも全然そんなことなかったです。エデン条約の裏で暗躍していた者たちと決着をつけるお話でした。さらに、ミカとサオリを通して、これまでのさまざまなすれ違いや歪みを精算するお話でもありました。

ナギサ、このセリフ言えたのえらい

開幕、ミカとセイアが和解しようとする際にセイアが倒れてしまうシーンでもう嫌な予感がしました。絶対こじれる!絶対やばい!と思いました。案の定、ミカは再び暴走を始めて、これどうやって収拾つけるんだ?とハラハラしましたね。アツコを助けるために先生に助けを求めたサオリと、サオリに復讐するミカの追跡劇は普通に怖かったです。ミカ、もうお前はダメなのか?壊れちまったのか?と思いました。

そして、問題の18話「もう一人の私たち」です。ここまでは涙腺が耐えてくれていたのですが、このお話はダメでした。最初はミカもサオリもトリニティとアリウスが和解できると信じて動いていたんですよね。でも、悪い大人とか立場とか、その時々の状況に振り回され、その思いがどんどん歪められてしまった。歪められた思いは間違った行動につながって、彼女たちの意図しない、不本意な今回の事件が起きたのだと思います。そして、二人はその歪んだレールから降りることも出来ずに、罪悪感を覚えながら、ただただ進んできたんだと思います。

サオリが3章でアズサにやたら辺りが強かったのは、羨ましかったんだと思います

そんな振り回されてきたミカとサオリですが、結局救ったのは似たもの同士の相手でした。鏡合わせのような境遇の相手を許し、認めることで、やっと自分を許すことができたんですよね。サオリだからこそミカを救えたし、ミカだからこそサオリを救えたんだと思います。こんなに儚くて美しいお話ってあります?

ミカ、ちゃんと言えたじゃねえか

さらに考えると、ミカもサオリも罪悪感を覚えて、絶望しながらもどこかに「ハッピーエンド」があると信じて、形は違えどアズサのようにあがき続けてきたんですよね。途中で歩みを止めてもよかったのに、「魔女」になってでも、殺そうとした先生に土下座して助けを求めてでも彼女たちは歩き続けたんです。そんな彼女たちは救われるべきですし、実際救われて本当によかったと思います。

その後のベアトリーチェ戦は言わずもがなですね。ミカ、頑張ったな!

エデン条約編4章は「大人とは何か」というテーマもあったように思います。ベアトリーチェの大人としての姿勢はカスだとして、先生の大人としての姿勢は最善だったと思います。子どもを悪い大人から守るのはもちろんのこと、子どもの主体を尊重して、時にはそっと背中を押し、時にはやさしく手を引く。素晴らしい大人だと思います。さらに、何度でも子どもが挑戦できるよう、何度でもチャンスを与えるのが大人の役目、と語るシャーレの先生の姿勢は襟を正す思いでした。恥ずかしながら自分は良い大人ではないので。

そして、お話はエンディングを迎えるんですが、最後に便利屋68が出てきたときはシナリオライターえらい!と思いました。あれがなかったらもっと引きずっていました。良い清涼感が読了感に追加されました。さすが!アルちゃん!アウトローの中のアウトロー!

次回!最終章!

スクショを取っていて気が付いたんですが、ブルアカってセリフのひとつひとつが生っぽいんですよね。変に説明らしくないです。一つのセリフじゃなくて、ストーリーの文脈と合わせて初めて意味がわかるんようになっています。最近は一つのコマにパワーワードを盛り込んだ説明調のシーンが(Web漫画とかで)流行っていますからね。それに比べてかなり硬派で堅実な作りをしていると思いました。えらいです。

最新のストーリーにやっと追いついたということで、次は最終章を読みます。このような形で感想を書くかは読み終わってから決めます。では、また。

ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります