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ASTLIBRA:平成からやって来た「圧倒的好評」

皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。自分は各種サービス型ゲームの日課消化に勤しんでいます。コツコツと育成していくのが結構好きなんですよね。

とはいえ、ゲーム好きとしては、終わりがある買い切りのゲームもちゃんとプレイしていきたいです。そこで、Steamでウィンドウショッピングしていると、気になるゲームを見つけました。

それが今回感想を書く「ASTLIBRA」です。Steamの評価は「圧倒的好評」、SNSでもおすすめしている人を度々見かけます。

プレイする前は「おいおい、本当に圧倒的好評なのか〜?」と思っていましたが、いい意味で裏切られました。

60時間ほどで実績は全部解除。いえーい。

圧倒的「平成」感

ASTLIBRAの印象は「平成」でした。

まずグラフィック。リッチではありませんが、絵画のようなデザインが目を引きます。とはいえ、今は令和5年。流石にちょっと古臭いと感じました。

個人的に令和のゲームのグラフィックは、3Dならリアルというよりはちょっとデフォルメを効かせたデザイン、2Dならリッチなピクセルアートが象徴的かなと思っています。

ストーリーはファンタジー×ループ物といったテイストで面白かったです。各章で生まれる謎や明かされる真実(世界設定)が面白く、ゲームを進めるモチベーションになりました。雰囲気はゼロ年代、PS2全盛期のJRPGを思い出しました。サモンナイトとかアトリエとかディスガイアとか、そこら辺の雰囲気です。

あと、すごい平成を感じたのは、ストーリーの随所で出てくるちょっとエッチなシーンです。最近ではあまり見なくなりましたが、20年くらい前の作品ではよく見た気がします。

一方で世界設定に比べて登場キャラクターのドラマがあっさりとしているように感じました。決して悪くはないんですが、世界設定のパワーに負けて、キャラクターが舞台装置に見える場面がいくつかありました。ひょっとしたら、ループものはキャラクターが舞台装置になってしまいがちなジャンルなのかもしれません。とはいえ、ASTLIBRAでは「キャラクターは舞台装置」とあえて開き直るシーンがあったので、一定の回答はしていたと思います。

中身はしっかり「令和」仕様

終盤は実績を解除しつつ攻撃力1万を目指しました。ボスは瞬殺でした。

じゃあ、ASTLIBRAはただ古臭いゲームなのかと言われると、そうではありません。中身はしっかりと令和仕様になっています。

特に自分が感動したのはアクション部分です。攻撃のヒットストップの調整がまさに秀逸です。めちゃくちゃ気持ちいいんですよね。これのおかげで本来ダルい作業になるいわゆる”稼ぎ”が苦痛じゃないです。

武器を使い込むとスキルがもらえるシステムも良かったです。これが武器をコンプするモチベーションになって、稼ぎをする動機にもなって、結果的にレベルが上がって、ストーリーをスムーズに進めることができるようになります。めちゃくちゃ綺麗なゲームサイクルが出来ています。

たまにはこういうゲームもいいよね

懐かしさを感じさせるゲームでした。令和ゲーマーが楽しめる作品かどうかは微妙ですが、平成でガッツリゲーマーやっていた人はどこか郷愁を感じる作品だと思います。ぜひ、プレイしてみてはいかがでしょうか。では、また。

ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります