見出し画像

写真と振り返る、上川とそこにいる人たち。

文章にまとめたいと思ってかなり時間を書けていたのですが、まとまらなすぎて大変なので、私が五感のなかで一番頼りにしている視覚をここで使わせてもらおうと思います。視覚的に一番わかりやすい写真とともに、今までの上川を振り返っていきます。これで、少しでも上川町のかっこよさが伝わりますように。

このnoteは、私がこんなことしてるってことではなくて、こんなこと学べたよって話になります。上川で何してるの?何したの?って話はまた今度まとめます。

PORTOマルシェ!

上川に来て3日目のPORTO主催のマルシェ。このときは新参者感がすごかったけど、みなさんにあたたかく迎え入れていただき、参加者の人ともたくさん話せました。上川町や近隣の町にいる出店者の方は、やりたいことをやっていたり、自分ができることだからやろうとしていたり。魅力的なかたばかり。ゆるりと滞在できる感じが、偶発性のある出会いをもたらしている気がしました。

クラスワークドートー@紋別

急遽、紋別のイベントに連れて行っていただけることに!久しぶりに、参加してよかったって心の底から言いたいイベントに出会いました。そこには、たくさんの人を巻き込みながら、自分の手足を全力で動かしながら、地域をわくわくさせている人たちだらけ…!自分が動くこと、そんな自分たちのやっていることは楽しくて面白いと堂々と話すこと、全てにかっこいいなあと思わされました。

キヌコーライブ!

ライブには行けなかったけど、アフターパーティーに参加させてもらいました。goetheさんと、なかにしりくさんとこんな距離感で話せて、なんだか不思議でした。もっともっといろんな話ができたらよかったなあ。まだまだ緊張していた日で、ひよってたな。上川にきて2週間が経ったいま、上川でライブがあるって相当すごいことだったんだと思っています。ライブ会場はないし、生の音楽に触れる機会が全然ないなか、それを上川に作り出したんだ、ばりさんは。
ここにいた皆さんと。
いい写真すぎるなあ。写真の伝える力ってすごいなあ!

酒造見学

上川には、酒造があって見学させてにもらえることに。ここはいつどこを撮ってもいいということでたくさんパシャリ。酒米を削る割合(65~35%などさまざま)によって、雑味やうまみが変わるとのこと。吸水の段階にはいると、1度、1秒、温度や時間を細かく管理していました。
これは蒸した酒米の粗熱をとっているところ。人の手で確かめながら、大きく空気をたくさん含ませていて、その手さばきにはなんだかあたたかみが。
ここで発酵させていきます。ここに米を運ぶのは全部人の力!ここに行くまでには、細めの狭い階段の上り下りがあるし、絶対大変。1タンクが約350キロで、ここにある8個くらいのタンクに何回も運んでいると思うと、、。
御神酒がお供えされているのもすてきです。シーズンが10月から7月とのこと。あと半分くらいかな。

芽室の方が視察にきたので、飲んだり、ヌクモ見学一緒にさせてもらったりした。

芽室町の方が視察にきていました。町にどんな人も集まれる場としてPORTOに興味をもって、運営体制や経済状況とか、どうしたら現実的に自分たちでも動かせそうか、真剣に考えられていました。自分たちの町にこれがほしい、あったらいいなを実際に動かそうとしている気持ちが見えて、皆さんかっこよかった。芽室でコーヒー屋さんをしていたり、ゲストハウスを作っていたり、自分で動かしているものもありながら、もっと、もっと、って周りを巻き込みながら動いているんだな。それは、上川の人もそうで、夜の飲み会では、そうだよね、うんうん、動こう、頑張ろう、って自分たちで動かす大切さを噛み締めあっていた気がしました。
ここは「大雪かみかわ ヌクモ」。未来型公民館と謳っていて、誰でも、ふらっと、ずっと、ここにいることができます。この大きな坂?滑り台?に子どもも大人も心踊らされる!向かいにはカフェがあって、父母がゆっくり休みながら、子どもは大はしゃぎできるというみんなの夢の空間でした。でも、日常に入り込むようなあたたかみがあって居心地がよかったです。
大きな坂の裏には小さなトンネルが。いろんな本があって、ここに隠れて、ひっそりと居たくなる時もあるよなあとか。
このブロックは、うまく組み合わせると真四角にできるのだとか!真四角にしなくても、自分の基地とか作れそう。大きくて、ゴツゴツしてて、動かせて、体も頭も刺激されそう。
カフェの机には、チームラボが手掛ける映像が流れています。モノや手に反応して、動きが変わります!コビトを溜まらせてみたり、天気を変えてみたり、星を降らせてみたり。
ここはプログラミングの場所。自分で色を塗った人を映像の世界に飛び込ませることができます。自分でつくったキャラを、プログラミングで好きなように動かせる魅力的すぎる世界!何歩か歩いて出会ったら挨拶して踊るようにしようとか、ハートを描くように動かそうとか、子どもたちがやっていると思うとすごすぎる。大学の情報の授業でプログラミングやったけど、エラーめっちゃ出て難しかったのにな。
帰りにようへいさんと一緒にミナミカゼという最近できたカフェに。元自衛隊の音楽隊だった方がやっていて、いろんな楽器があったり、やわらかい居心地のいい雰囲気だったり、とにかくすてき。1000円でランチ定食とドリンクがついてくるなんて、ほんとにいいの?!って感じでした。
ようへいさんから、PORTOについて、町の動き方について、たくさん聞けて、結局人だけど、仕組みから人を変えられることも知りました。こんなに町のことを、町の人のことを考えて行動して、裏でも表でもぶん回していてすごいなって。こんな人の元で働く経験ができて嬉しいなって思いました。

愛別町へ視察についていった。

愛別町の視察に同行させてもらいました。まず、視察目的がすごくすてきで、上川町と当麻町の人同士はつながりがあったけど、その間に位置する愛別町の人って知らないな、愛別町も知れて一緒に盛り上げていければいいな、から始まったものでした。こうして上川、当麻、愛別の3つの町が集まってつながって、月一でご当地のものでBBQしていこうとか、まずは自分たちが楽しく繋がりを続くようにしている姿が、これだよなあって。自分たちがゆるーく楽しく続けたいと思うつながりの先に、地域が盛り上がるんだよなあって実感しました。
愛別町にある蔵ら(くらら)という公民館。蔵から作られたからだったかな、外見はとってもかっこいい蔵の姿でした。一個前の写真も蔵で、使われていない蔵がたくさんあって、外も中もかっこよかったなあ。
こうやって、みんなでご飯を囲んで話して。たわいもない会話が大切な気がしました。
愛別町にあるラーメン「弁慶」のちゃんこラーメンだったかな、油揚げが美味しかった!

PORTOの日常

高校生が遊びに来てくれて、一緒にスノーキャンドルづくり。雪の大きさを、もっと大きく、いや小さくするか、とかたくさん話しながら完成させました。二人のいい思い出になってますように。その後も、PORTOに顔を出してボードゲームを楽しんでいた二人、PORTOがもっと居たい場所になれたらいいなと思いました。
もっと作らなきゃ!ということで、スタッフのひなさんと町の人に手伝ってもらい、完成!一人だったら6個で1時間くらいかかっていたのに、町の人に手伝ってもらったらこの量が30分くらいで終わってびっくり。
PORTOに学生がたくさん来た日。「地域未来塾」といって、テスト前の高校生向けに町の教育委員会が企画した勉強しに集まろうの会がありました。上川町には塾がなかったり、学校のなかでは「勉強をするなんて」みたいな空気があったりして、勉強を聞いたり頑張ったりする環境がないことを改善しようと始まったようです。上川高校には1学年20人前後しかいなく、その高校と家との行き来、+バイトくらいで毎日が終わります。いつも同じで限られた人と環境にいる学生にとって、新しい人と出会って話せるちょっぴり刺激的な機会になっていました。
こうやって真面目に勉強を頑張っている学生もいれば、実は奥のソファ席ではボードゲームで盛り上がっていたり。そんなこんなで毎日15人以上を超える大盛況のイベントになっていました。リピート率が高いのは、そこに人がいて受け入れてくれる安心感と、そこに行ったらなんだか楽しいかもというわくわく感があるからだと思います。絵が上手い子、ゲームに集中できる子、みんなと明るく振る舞う子、みんな光り輝くものを持っているなあと感じるからこそ、こうやってちょっとでも外に出て、自分の世界をちょっとずつでも広げてみて欲しいな。そんな場にPORTOがなっていたけど、もうちょっと自分ができること、したいことを考えたいとも思いました。もっと主張したい。
そんな高校生と、カレンダー用に作成した鯉のぼり。ちょっと凝った鯉のぼりづくりを一緒にやってくれる優しさあふれる学生でした。そう、優しい学生が多いだよなあ。
これは、デザイン講座イベントの様子。湧別町にいるぺいちゃんさんから、お知らせ画像の極意を教えてもらいました。当日の様子はこちらから。こういったイベントがあることで、自分でなにか生み出すプレイヤー精神、主体性が増えてくるなあ、と実感。自分の伝えたいことがあるからこのようなイベントに参加するわけで。こんなイベントが定期開催されるので、PORTOを中心にたくさんの動きが生まれそうです。
定期的に来てくれる町のおじいちゃん。昔の仕事のこと、日々の運動のこと、靴を修理したこと、そんな毎日のことをたくさん教えてくれます。この会話がおじいちゃんのいい時間になっていればいいし、でもそれ以前に私の知識が増える機会になっています。おじいちゃんにとってPORTOに来ることが、PORTOの人だけじゃなくて、他の町の人ともつながるきっかけになったらいいなあ。町の人にとっても、いいつながりになるはずだから。
この間初めて来てくれたおばあちゃんが、漬物と南蛮味噌を持ってきてくれました。こうやって、プレゼントとかおすそ分けという理由で、またPORTOに来てくれるってもっと使えないかなーって思った。「ここは若い人が多くて、行くのに勇気いるんだよね。友達誘っても全然一緒に来てくれなくて(笑)」って言っていて。誰でも入っていいよって場所だけど、やっぱりそこには「入る理由」と「居る理由」が必要で。プレゼントやおすそ分けが「入る理由」になるようななにかできないかな。こうやってできていく人のつながりが生きているって思うし、豊かさをもたらすんじゃないかなって思うしね。

食と日常

いっくさんが作ってくれたチャイナ・ブルー。かわいい色。ひなさんは好きじゃないらしいけど、私はこの淡い感じが好きだなあ。
いっくさんの友人が遊びにきてカレーを作っていました。居酒屋で働いていたときの同僚らしく、その人が札幌から上川まで足を運んで、いっくさんのお店でカレー作って、ってすごくエモいですよね(語彙力ごめんなさい)。こんな関係性いいなあって思った。
キヌバリコーヒーのコーヒー。透き通るようなきれいな色で、味も優しくて飲みやすくて、でも風味が豆によって違くて、飲むといつもわっほーってなる。
さっきの人が作ってくれたカレー。このカレーも優しい味だったな。子どもも食べれるように作ってたってのもある。
いっくさんオムライス。卵がとろふわ。
いっくさんカリオストロパスタ。ゴロゴロミートボールが最高!
通勤途中。このまっすぐな一本の橋を渡って毎回通勤します。このミラーを見ると、この世界に自分一人みたいに見えて、なんか強くなった気がする(笑)この写真には車が写ってるのは見逃してね。とにかく、清々しい気持ちになれるってことです。
「マチガイネッエゾベース」という協力隊のりっきーさんとさきさんご夫婦で営業しているホットドッグと洋食やさん。でも韓国料理とか、和食もある。結構なんでもある。「食べたいものあったら言ってね」と、ここにないものを作り出そうとしているお二人に、うわーすてき!ってなった。ちょうど行ったときに、りっきーさんはご年配夫婦のパソコンの設定を一緒にやっていて、自分のできることならやろう精神に、心が温まりました。
納豆とチリソースと自家製ソーセージを、自家製パンで挟んであるホットドッグ。納豆とチリソースがめちゃ合う!
ちょっと車を走らせればこんな景色が!
タウシュベツも見れたし。
こんなのもよすぎたー!
町のお米屋さんが1合から売ってくれた。小さな優しさが嬉しい!!
真冬の真夜のBBQ。服装失敗した!ご馳走様でした。

上川と森

上川の森に入りました。まず、スノーシューが楽しすぎました。雪を踏みしめて歩くこと、進むごとに見える景色が変わること、途中で止まって足立さんの話を聞ける時間、全てが楽しい。
松の葉から漏れる陽の光が綺麗でした。
少し歩き続ければこんな景色が。
キヌコーのコーヒーはやっぱりめちゃんこおいしい。
自分たちで枯れ木を切って、拾って、集めて、やっとできた焚き火。熱を感じること、火を眺めることがこんなにも贅沢に感じたことはなかった!
この写真は、ただの森に見えるかもしれない。私もそう見えちゃう。でも木こりにとっては、ここは人の手が加わっていないとっても自然な状態の森らしく、「ここみたいになれたらな」と言っていたのが印象的でした。今度見た時には、もっともっとこの写真に意味を見出せるようになってみたい!
後日、森と上川町について考えるイベント。町の人と木こりが話す時間はとても意味があったと思う。残り時間で森に何度か入って、町の人と森の関わりしろを増やせる何かをしたいな。

球技大会

町の大人も学生もたくさん集めて開催した球技大会!皆さんの人脈に助けられながら20人以上の人が参加してくれて嬉しかった!!大人も学生もスポーツで平等に居ることができる空間がとってもよかった。ここから、色んなつながりに発展させられたらいいな、!

残り期間の方が少なくなった今、なにか残していけるように動いていきたい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?