山下幸平氏 『喜びの人生を創造する』

今日は一般社団法人倫理研究所 法人局 教育業務部 研究員、山下幸平氏の講話でした。
モーニングセミナーの価値の一つは、週に一度集まるということ、というのは納得がいきました。
今は実際に顔を合わせなくても。物事を進めることができますから、実際にその場所に足を運ぶ、ということの価値は高まっていると思います。

「万人幸福の栞」の中に出てくる「朗らか」という言葉は、今はあまり使われることがないのではないか、とのお話。
そう言われれば、人を形容するのにもあまり使わないな、と思います。
「朗らか」という言葉には、わだかまりがない、澄み渡って曇りがない、という意味が含まれるのだそうです。

奥様が三人目の子供を妊娠中、お母様がお手伝いに来られて、三ヶ月間同居した時のお話。
子供を自由に育てることを教育方針としているのに、お母様がお子様たちに先回りしてああしろ、こうしろというのを、子供たちをコントロールしていると感じ、心の中でわだかまりを感じていたそうです。
それがとうとう抑えきれなくなり、直接お母様に話したところ、お母様が「自分もそうやって育てられてきたので知らず知らずそうしていた」と仰り、行動を改められたとのこと。
年を取ってから行動を変えることって本当に難しいことだと思うのですが、改めるということを実行されたお母様は、素晴らしい方だなと思いました。
山下氏自身も、先回りして考えられるのは計画性がある、相手をコントロールできるのはリーダーシップの現れというように、良いように思えるようになったとのこと。

最後に山下氏は、ご自分の奥様がやはりそういうタイプだったことに気付いた、と話を締められました。
でも、奥様のそういう点は、欠点としては見たことがなかったのだそうです。
今はお子様が五人もいらっしゃるそうで、きっと朗らかなご家庭を築かれていることと思います。

サポートして頂けたら、アーティストの支援に使わせて頂きます。 貴方の生活の片隅にも、アート作品をどうぞ。潤いと癒しを与えてくれます。