スピッツへの愛を語る③タイトル編
今週は、たくさんスピッツへの愛を垂れ流してきたのだけれど、ここいらでいったん終わりにしたいと思う。
最後は「タイトル」編。
スピッツの楽曲のタイトルは、「絶対ほかのアーティストとかぶらなさそう!」といったものが多い。
実際、同業者からも、ニューアルバム発売時に「あいかわらず変なタイトルばっかりだなぁ」と言われることもあったようで…。
でも、そこがまた、スピッツの魅力である。
今日は、そんな不思議なタイトルたちを紹介し、かつ、一部の曲について、自分の思い出などを少し語りたいと思う。
【飛び出し注意!動物出没率高め】
ヒバリのこころ
トンビ飛べなかった
ウサギのバイク
鈴虫を買う
ドルフィン・ラブ
放浪カモメはどこまでも
宇宙虫
ハネモノ
トビウオ
ネズミの進化
シロクマ
つぐみ
魚
夢追い虫
オケラ
海ねこ
未来コオロギ
オパビニア
スワン
子グマ!子グマ!
ハチの針
花と虫
はぐれ狼
猫ちぐら
猫になりたい
鳥になって
タイトルを挙げただけでも、こんなにこんなに。
タイトルになっていなくても、歌詞のなかに突然動物が飛び出して来ることもある(インパラとか by「快速」)。
あとは、「美しい鰭」とか「まがった僕のしっぽ」とか、動物を彷彿とさせるタイトルも多数。
まぁ、バンド名自体が、「スピッツ」(犬種)だからね…。
そういえば、「シロクマ」について、こんな思い出がある。
上司A「yuraさん、今日はスピッツのシングルの発売日やね。朝の情報番組で見たよ〜。」
yura22歳「そうなんですよ〜。予約したので、今日帰りに買って帰るんです!楽しみ♡」
上司B「へぇ〜。なんてタイトル?」
上司A「『シロクマ』やね。」
上司B「シロクマ!?」
目をカッと見開いて、舌足らずな口調で(「ろ」がちょっと怪しかった)、復唱された。
残念ながらあんまりお仕事をしてくれない方だったので(私としては、正直「全然」の表現のほうがしっくりくるのだけれど)、好きになれなかったが(ごめんなさい、むしろキライ寄り)、あのときの上司Bの見開かれた目、舌足らずな復唱は、私の目になんだかかわいらしく映った。
10年以上、良き思い出、かわいい思い出、として残るくらいに。
【妖怪・架空の生き物出没率も高め】
死神の岬へ
夏の魔物
魔女旅に出る
孫悟空
魔法のドラゴン
オバケのロックバンド
「死神の岬へ」はテッちゃん(ギター・三輪テツヤさん)作曲。
テッちゃんは、その風貌からは想像できないくらい(失礼!)かわいらしい曲を書くと思う。
テッちゃんの見た目については、昔、サークルの先輩から「スピッツって、なんか1人スピッツらしからぬ人おるよな!」と、言われたことがある。
最新アルバム「ひみつスタジオ」に収録されている「オバケのロックバンド」は、メンバー全員にソロパートがあって、はじめて聞いたとき、こみ上げるものがあって、泣きそうになった。
バス停だったから、ガマンしたけれど。
【具体的な名前編】
ミーコとギター
僕の天使マリ
ナナへの気持ち
そういえば、ロイホが24時間営業をやめる、となったときに、朝の情報番組で「ナナへの気持ち」が取り上げられていた。
ロイホが24時間営業をやめたら、この歌詞が成立しなくなる、と。
ファンが言うのもおかしいが、「考えるトコ、そこかい!!」と心の中でツッこんだ。
それにしても、このニュースで、よくこんなアルバム曲を引っ張り出してこられたよね。
番組スタッフにファンがいたんだ、絶対。
【仮タイトルそのままと思われる編】
三日月ロックその3
ときめきpart1
YM71D
「その3」って、じゃあ、「その2」とかは?
「part1」って、じゃあ、「part2」とか「part3」とかを期待していてもいいの?
ドリカムの「未来予想図II」みたいに…。
と、思ってしまうところだけれど、たぶんコレは、「その2」とか「part2」とか「part3」とかが実はちゃんとあって、「よし、今回は『その3』バージョンでいこう!」という選択があって、わざわざタイトルから抜くことなく発表した…という流れなんじゃないかと私は思っている。
「YM71D」は、山下達朗さんを意識した楽曲にしていて、仮タイトルを「YM〜 」にしていたから、サビの「やめないで」とかけて、こんなタイトルにした、というようなことを、マサムネさんが雑誌で語っていたっけ。
この「YM71D」を聴くと、当時の時代背景もあって、どうしても某宮家のご息女のことが浮かんでしまう。
(絶対ソレを想定して書かれた歌詞ではないだろうけれど…!!)
あのとき、メディアやヤフコメなんかでしこたま叩かれていたけれど、いかんせん、情報が溢れすぎていて、私にはよくわからなかった。
「自分の払った税金のゆくえが関係しているのに、興味ないのか!!」と熱く語ってくる人もいるのだろうけれど、なんだか、遠いところの出来事のようで(まぁ、東京と関西で物理的に遠いし)、ふわ〜っとした、ピンとこない時事ネタだった。
ただ、貴人に対して恐れ多いことなのかもしれないけれど、自分に置き換えたときに「気の毒だな」と思うことはあった。
私みたいな一般人が意中の相手に振られるときには、「顔や体型が好みじゃない」「性格が合わない」「ほかに好きなコがいる」「いま恋人を作る気分になれない」という理由が多いのだろうけれど、かの方々は、そこに「お家柄がすごくてプレッシャー」という尻込みが、相手が振ってくる理由にどうしても加わってしまう。
さらに、私のように、夫に婿養子にきてもらうといった選択肢や、実両親と2世帯同居して、自立しているようでいて実は親のスネをかじり続ける(言い方…)という選択肢は皆無。
残念ながら破談してしまったときの影響も、一般人とは桁違い。
大変な立場だよなぁ…と、ぼんやり思っていた。
税金問題などで熱くなっていた人たちからは、この私のぼんやり具合について、叱られてしまいそうであるが。
【フシギ編】
モニャモニャ
ヘビーメロウ
とりあえず「モニャモニャ」はたぶん生き物。
収録されているアルバム「醒めない」のカバーに登場するし、ライブでも、ぬいぐるみ化された「モニャモニャ」が、サポートメンバー・クージー(クジヒロコさん)のキーボードの上に置かれていた。
「ヘビーメロウ」は「ヘビーメタル」のこと。
英語圏の人だかが「ヘビーメタル」を発音すると「ヘビーメロウ」に聞こえるから…ということを、会員制のネット掲示板だかで、マサムネさんが語っていた記憶がある。
ちなみに「ヘビーメロウ」は、朝の情報番組「めざましテレビ」の曲だった。
朝の情報番組で流れる曲のタイトルが「ヘビーメタル」て…。
まぁ、その捻り具合が、私としてはかなりツボなのだけれど。
曲調は「朝の情報番組」にぴったりな爽やかなものだったけれど。
【!?編】
おっぱい
もう、コレについては、あまり何も語らないでおく…。
タイトルと歌詞が直接的すぎて、いっそ清々しいくらいである。
【さいごに】
たくさんたくさん、スピッツへの愛を書いた。
「スピッツへの愛を語る」シリーズは、いったんコレでおしまい。
また、ライブやファンクラブイベントに参加したときや、新しいアルバムが発売されたときなんかに、不定期に挙げることになるのだろうけれど。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に、叫んでおきます。
スピッツ、大好きだーっ!!!
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