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心は育っていく、真っ直ぐに自分の信じた方へ

引き続き、次女のお話。

「どうして、学校って行くの?」と最初に言い始めてから数カ月。

「なぜ、今、やりたくないことをやらなくてはいけないのか」という疑問は、彼女の中にもう根付いているのだろうと思う。

「今、やりたいことをしたい。」

自然な欲求だと思う。

人間としてごく当たり前の…。


明日は、特に苦手な「図工」の日らしい。

粘土の作品作りが、嫌いだと言う。

「作りたいものを自由に作りましょう」と、先生に言われる。

「作りたいものがないのでやりません」という自由は、もちろん無いだろう。

寝る前にも、「なんで、粘土ってやらなきゃいけないんだろ」という独り言を数回つぶやいていた。

こんなとき、私は何を言ったらいいかわからず、「そうだね、やりたくないときもあるよね」と言ったが…、

私も小学生の頃、やはり粘土はあまり好きではなかった。

「テキトーに友達のマネをして作る」「テキトーにこねてて、終わらなかったと言う」「教科書と同じものを作る」などで、その場を乗り切っていた…気がする。

私はなんてテキトーに生きてきたのだろう(笑)

次女は、作るからには「テキトー」は嫌だと言う。そんなの、嫌だ、って。

なんだか、ハッとした。

この子はいつも本気なんだな。

でも、プライドも高くて。(「生きづらい子だとも言える…」)

やりたくないときは、やらないのがベスト。

そのことをもうわかっている…のかもしれない。

私は、見守ることと、彼女の味方でいてあげることしかできない。

今のところは学校に行っているが、これから先、色々と試されていくのだと思う。

不安なことばかりだが、彼女が信じた道を信じてあげるのが、私の役目だと思っている。

人生を決めるのは、親ではないのだから。



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