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(四十路を過ぎて)推しのファンクラブに入ってわかったこと

※この記事は以前ほかで書いていたブログの記事に少し手を加えたものです。

40代ど真ん中ではじめて入った、推しのファンクラブ。

それまで誰のファンクラブにも入らなかったのは、好きな人が多すぎて決められなかったのもあるけど、単純に精神的にも経済的にも余裕がなかったし、そのお金で円盤とか一枚でも多く買いたかったから。

変なところで真面目な性格なので、FCに入ったら全てのコンテンツやイベントをきっちり観なくては!という気持ちもあり、それは無理……無理な人はFCに入る資格なんてないのでは?とも思ったり。

あと、ファンになりたての頃は熱量がすごいからFC入る気満々で調べるんだけど、会費と特典のバランスを考えると「それいらんのよね」と思うことが多くて萎えたり。

年賀状とかバースデーカードとか紙の会報とかかさばるし、何回か読んだらもう見返さないので、私にはあまり嬉しくない。

いまも相変わらず経済的な余裕はないけど、とある推しグループの舞台を2回観に行ったことで「これはもうだいぶ好きなのでは?」と気付き、思い切って人生初のファンクラブに入会してみた。

そこは映像とか音声とかで楽しめるコンテンツが多くて、紙の会報とかも少なめ。

何より2023年にある大きな舞台を絶対に観に行きたくて、チケットのFC最速先行を確実に使いたかった。

あとファンクラブに入ったからといってずっと継続する義務はないから、やめたくなったらいつでもやめていいし、全てのコンテンツやイベントを網羅する必要はない、って考えるようにしたら、だいぶ気が楽になったのもある。

でも入ってみて気づいたこと。

私、推しからの特別扱いが好きじゃなかった。

「ファンクラブのみなさんにだけ!特別に!」とか言われても、素直に喜べず、むしろ恩着せがましく感じる。

「どうせ金づるなんだろ」って改めて実感させられるというか。

もちろん「ガチ恋」とか「恋人気分」でファンをしているわけではないので、金づるなのはわかってる。

でもそれって、いちいち実感したいようなことでもないし、逆に「そうです私は金づるです」と開き直るのもなんか違う。

推しからの特別扱いが嬉しいどころかこんなにモヤモヤするなんて、我ながら意味がわからない。

きっとFCに入ってない人生が長すぎて、そっちの立場でものを見ることに慣れすぎてるんだろうなあ。

「ファンクラブに入ってない人だって大事なファンなんだから、えこひいきしないで!」って思っちゃう。

で、先日、チケットのFC最速先行の受付が始まりまして、申し込みました。

うん、こういうえこひいき、大歓迎。

「実利が得られる特別扱い」は嬉しいけど「心情に訴えかけるだけの特別扱い」は嬉しくないのかも。

うん、結論、ただのケチ。

うん、ただの最低人間(知ってた


※後日談:チケットは無事入手できて無事にいい席で観て無事に昇天してきました。えこひいき最高。もっとください。


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