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待ち合わせ

消えない
消えない蔭を
キミは残して

高く結った黒髪と
小柄な君には大きなリュック

僕の隣りにやってきて
にこりと微笑む君は天使

「そんな事言ってわたしを理想化してさ、
わたしだって歳とってオババになってしわくちゃばばくちゃ
何れ墓場で寝なくちゃ」

あいかわらずだと僕は言って
それでも君が大好きだから

また会いたいと
小さく手をふる

「それじゃまたね」
「うんまた」

また出会う日まで


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