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サラ金に勤務 坊主頭の強面の人

さて、年代は順不同ですが。

何故かサラ金で働いてたことがある私。
多分、確か給料が良かったからだったと思う。

従業員は私を入れて女性3名と若い男性店長(20代)一人。
面接は店長だった。特にこれと言って違和感もなく普通の面接で後日連絡がきて採用となった。

仕事は受付でお金を借りに来たお客さんの接客をする仕事。
自動ドアを開けるとすぐにカウンターがあり、私たち従業員はほぼいつも受付に座っていたので自動ドアを開けて入ってくるお客さんの顔が良く見えてました。

入口辺りにいてなかなか入ってこない人や、その辺をうろうろしてる人、数人で来る人、入口まで来たにも関わらず帰ってしまう人などいろいろでした。

ある日、女性二人で入ってきたお客さんは職業がストリッパーをしている人がいました。

書類に名前や住所など記載してもらって身分証明書を預かると、私たちはそれを持って裏のほうに入っていき、店長に確認してもらってから審査のために電話を掛けます。

それでOKならお金を貸すわけですが、その女性二人組は二人とも無理だったので丁重にお断りしました。

特にものすごく忙しかった訳でもなく、それなりに仕事をこなしていたある日、裏の入り口から一人の少し大柄な男性が入ってきました。

その男性は首に太めの金らしきネックレスをし坊主頭で口ひげを蓄え、一目で一般人ではないなと言う風貌をしてました。

一瞬ドキッとしたのですが、その人が社長だったらしく
大きい声でニコニコしながら「みんなご苦労さん、明日はフグを食べに連れていくからな」と言うので女性陣はみんなドキドキしながら「ハイ」と返事をしました。

強面ではあったものの、私たちにはとても優しく接してくれたのですが、店長に対してはややきつい関西弁で話しをしてたのをよく覚えています。

つづく



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