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"おとなの家庭科"をやる理由【前編】

2月から開始する"おとなの家庭科"イベント。
そもそも、"おとなの家庭科"ってなんだ?・・・と思われているでしょうね。
おおまかには「栄養バランスの良い食事と、それにまつわる+αを大人が学べる場所」と定義しています。
イベント企画に至った経緯や私の想いをお伝えします。

①「バランスの良い食事」を学べるところがない

「栄養のことを学びたい」
初めてそう思って学びを探したのが30代前半でのこと。
私は検索魔ですから(笑)結構ちゃんと探したはずですが、見つかりませんでした。
あるとすれば大学や専門学校の栄養士養成課程とか、食生活アドバイザーや野菜ソムリエのような資格取得でした。
どれも、ちょっと違うなぁ・・・と。
普段使いのできる総合的な栄養バランスを一般レベルで学びたかっただけなのです。

その後、アスリートフードマイスターという資格があるのを知り、テニスをやっていたこともあってすごく興味を持ったので、東京まで受講しにいきました。
アスリートフード(スポーツ栄養)では、パフォーマンスアップのためにはなにも特別な食事をすることではなく「栄養バランスを重視する」ことだと教わりました。
結果、ずっとほしかった「栄養バランスの良い食事」の方法を得ました。
もっと食を知りたくなりアンチエイジング系などの様々な学びを重ねて、今のライフワークに至ります。

こうしてスポーツ栄養を伝える立場になった今、初心を思い出しました。
もしかしたら、かつての私と同じように思っている"おとな"がいるかも?
私が会得してきて私しか伝えられない食事のエッセンスを、必要とする方々へお伝えしたい。

そんな想いで、バランスの良い食事のことを学べる場所を作ろう!
と思い立ちました。

②おとな対象だから「家庭科」に+α


「学び」と聞いて、どう感じますか?
わくわくしますか?
めんどくさいですか?
勉強やんだぁ~(仙台弁で「いやだなぁ」)と思います?

どうせ学ぶなら「わくわく」する方がいいですよね。

食事の学びなので「家庭科」とネーミングしました。
大人になって学ぶんだったら、学校の家庭科でできなかったり大人だからこそ響く学びを+αしたいと考えました。
わくわくするような学びの場にしたいのです。

40代の私が在学中の学校教育は、先生の話を一方的に聴く&先生の質問に答える・・・が一般的なパターンでした。
今の学校は、もう少し自由な発想で授業が進められているのではと感じます。

ところで、私が初めてコーチングを学んだのが今から6年前でした。
そのときにコーチングの先生が「日本の学校では自由に話す風潮がなかったと思うけど、ここでは自分の意見に自由に発言していいよ」と言ってくださいました。
だけど、実際には・・・。
先生のおっしゃる通り、かつての学校教育の功罪なのか?
意見述べることに慣れてないし、ピンとこないんですよね。

その後、民間スクールで本格的にコーチングを学び、認定コーチを取得しました。
その学びや経験から・・・

自分の意見を発すること
自分の経験を話すこと
誰かの話を聴くこと

このように、対話すること。
言葉を発すること。
しゃべるのって、すごいことです。
これって、すごく大事。
自分が人として成長したい気持ちがあれば、しゃべりの場はすごく有益です。

だからこそ、「家庭科の授業だけどしゃべっていい場」を提供して、参加してくれる意欲的な皆さんの成長に寄与したいと考えました。

つまり+αは、栄養バランスの食事の学び、そして対話を重視することにプラスして、大まかに3つの軸を設けました。

・食生活に関連性のある学び
・ハートに響く、成長のための学び
・人との繋がりで得る学び

栄養系の知識とコーチング系の学びを習得している私だからできる企画です。
また、とても嬉しいことに「おとなの家庭科」への想いに賛同してくれる各方面の専門家さんがいらっしゃいます。
そんな方々に、ゲストスピーカーとしてお話しいただく機会も考えています。
試行錯誤して続けながら、内容については変化・成長の伸びしろがあると考えていますので、関わる皆さんで一緒にやっていくつもりで進めてみます。

ぜひご一緒に学んで、お仲間さんになっていただけませんか?

③自分軸を持った生き生きした「おとな」を増やしたい

自分軸

と言ったりしますが、どうお感じになりますか?
自分の自分軸は、いかがですか?

私は秘書という仕事を20年以上やっています。
秘書は基本的には相手に柔軟に合わせていく、カメレオンのような仕事です。
相手の顔色を見ながら相手に染まった脳内になり、私生活との切り替えがなっていない時期がありました。
それが当たり前だと思っていたから本当に質が悪かったです。
学びを重ねた今となっては仕事と私生活の切り替えができるようになりましたが、先述の状態は「他人軸」の極まりない状態でした。
そんなだから、恋愛も失敗ばかりです(苦笑)。

沢山の失意を経験して感じたことは、「これだ!と思う何かがあればこんなに苦しむことはないだろう」でした。
それでやりたいこと探しを始めました。
実は、それで私の価値観と見事にフィットしたのが「テニス」でした。
私はテニスに助けてもらったようなもので、テニスが隣にあって今元気に過ごせています。
スポーツ栄養を専門として選んだのはテニスとの親和性があるからなんです。
だから迷いがないのです。

これが私の「自分軸」です。

先述の失敗例は一例ですが、そんなかつての私のような人は少なくないのでは?と考えています。

他には、例えば・・・

・家族が中心で自分をほったらかす。
・やりたくもない仕事を仕方なくやっている。
・気の置ける友人と仕方なく付き合っている。
・やりたいことがあるのに踏め出せない。
・逆に、やりたいことがわからない。
・周りの目が気になって生きづらい。

自分に与えられた時間は有限なのに、もったいない過ごし方をしていると思うのです。

自分は何者?

これがわかると、活き活きします。
そして、本当はもっと自由で温かいと思います。

食事はカラダとココロの土台になります。
栄養バランスの整った食事をしているのとしていないのとでは、気の持ちようが違ってくることが、研究で判明されてきています。

だから、食事だけを学ぶ家庭科ではありません。
食と一緒にココロを確認していきましょう。

食の学びとの+αとして、自分を振り返る時間を設けます。
安心安全な空間で、少人数で対話し、考えをシェアすることで、新しい気づきを得てください。
その気づきが、自分軸のヒントになるはずです。

「食事と対話 自分と対話」
そんな豊かな空間をご参加の皆さんと一緒に過ごしたいです。

(後編へ続く→)


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