見出し画像

優しくなりたい。

私は優しくなりたい。

私は、最近特に、しかし元からよく、「自分は独りだ」と思うことが多い。
これは、私が誰かに依存していたいからこそ、そんな「誰か」がいないからこそ思うことだ。しかし私には今、残念ながらそんな人はいない。それ自体もとても悲しいことだが、今回話したいのはそういうことではない。

そんな「誰か」もいなく、特に自信が落ち込んでいる私には今、余裕がない。私は人一倍、「こうありたい」という願望が強く、必死だ。原因はよくわからない。漫画の読みすぎなのか何なのか、自分に自信がないからなのか、私はこれっぽっちも自分の人生を譲れないし、自分の人生の主人公であるために必死なのだ。

しかし、私はそんな時、その余裕のなさから人に非常に厳しくなってしまうのだ。これは完全に考えなしの行動だ。余裕のない自分の首を、更に「味方をなくす」という意味で締めているのだ。

しかし気づいたときにはもう遅い。行き過ぎた私の指摘は、周りの空気を悪くする。相手にも余裕がなければ、ケンカのような雰囲気になってしまうこともある。

そして少し冷静になったとき初めて、自分が「独り」になっていくことに恐怖するのだ。感情的な言い方だが、「周りがみんな敵」のような気がしてきて、身動きがとれなくなるのだ。

それでも私は、「独り」で生きていかなければならないのだ。依存して、自分をじっくり肯定してくれる人なんて都合のいい人は、いない。環境に、少しずつ分散したうえで依存して、自分を受け入れてくれる環境に感謝して接する。優しく接する。そんな環境の下で、もっと冷静に「こうありたい」という願望を目指すこともできるはずなのである。そして、そんな自分を、自分でじっくり肯定してあげるのだ。

だから私は、優しくなりたい。簡単ではないけれど、周りの人たちにも、自分にももっと優しくなって、そのうえで自分の生きたいように生きる。そんな、活き活きとした幸福感のある日々を生きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?