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嫌いな人に優しくできた日。

会社で苦手、いや、嫌いな人が2人いる。

学校と同じで、会社も好きでもない人ともうまくやらないといけないから、どうにか良いところを見つけようとしたり、褒めポイントを探ったりするんだけど、それでもうまくいかない人。
仮に『K』と『T』とする。

今回はTとのお話。

Tは、少し先輩の男性で、清潔感が無いわけではないし、運動もできるし、悪い人ではないんだけどなにかにつけ「しゃらくさい」。
かっこつけで、Enterキー「ッターーーーーン!!!」とかしちゃう。
言葉遣いがちょっと「べらんめえ」でそれをイカしてると思ってる節あり。
そして、残念なことに「不遜な態度」をとることがかっこいいと思っており、とにかく失礼(しかも悪気無し)。
先輩なのに仕事ができないところも残念ポイント。
(書き出すと散々だな。)

私は後輩の立場なので、正直自分より仕事ができない上に失礼なTを尊敬できず、でも上に見ないといけないことにめちゃくちゃストレスを感じていた。

社内でチームごとに成果発表をする機会があり、持ち回りで今回はTが発表者となった。
私はかかわりたくなかったので、最低限自分のやるべきことだけやって無駄な口出しも手助けもせずにいたんだけど、うちのチームはめちゃくちゃ個人プレーだからみんな全然助けない(笑)
あまりに助けないからさすがにかわいそうになって、ちょっと手出し口出しをしてあげた。この「してあげた」っていうのがよかったのかもしれない。

いつも人が話してる最中に話をさえぎっては「そんなこと知ってましたよ」的な態度を醸し出すTが、だんだん「なるほどね」と言い出した。
私も、Tに対して初めて辛抱強く
「そうですね、だから~」
「そうかもしれないんですけど、これも入れた方が~」
と何度もアプローチしてたら、最終的には私のアドバイスをほぼほぼ取り入れることになった(笑)

その日から、Tは私を認めてくれたらしい。
挨拶も無視しないし、電話の受け継ぎもちゃんと返事をして対応する。
たまに仕事の愚痴まで漏らしてくるようになった。←それはそれでウザいけど

今でもTのことは「しゃらくせーな」って思うし、またキーッってムカつくこともあると思うけど、Tのトリセツが読めた。

・話を聞いてあげる。
・話を遮られてもこっちのペースで話す。
・めんどくさいやつ、と思っても適当に相手をする。

これだけでTとそこそこうまくやっていけることが分かった。

次はK。
彼はめちゃくちゃ強敵で、攻略できる気がしないけど、まぁ…諦めないでがんばろうかな。

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