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15年後に気づいたクレパスの魅力

最近とある新聞記事でクレパス画のトピックを目にしてから、
妙にクレパスで絵を描きたい欲が出てきた。

先に申し上げておくが、
私は普段絵を描くことがほとんどない。

絵を描くこと自体は子供のころから好きだったが
趣味と呼べるほどの頻度ではなく、

広告の裏で絵しりとりをしたり、
友達との交換ノートにちょこっと描いたり

そんな程度で、
学校の授業以外では
画材等を購入して、本気で”絵を描こう”ということをしなかった。

そんな私をクレパス画に惹きつけたのは
クレパスのやわらかくいて重厚なタッチ
鮮やかでいて深い色合い
その表現の可能性の広さ。

どこか子供じみていても決して落書きとは思えない
柔らかい雰囲気の絵。

なんだかいいなあ。。

と思ったのである。

そして、自分の手でクレパスをとり、
画用紙に自由に描いてみたい、と思った。

早速、週末に近くの商店街にある文具屋さんへ。

サクラクレパス16色入りの箱と、小さなスケッチブックを1冊。

クレパススケッチブック

初心者の私にはこれで十分。

何を描こうか、と思い、最近撮ったスマホの中の写真を巡る。

これがいいな、と決めたのは
港に停まる船を撮った海の写真。

この写真をモデルに、画用紙にクレパスの色を重ねていく。

最初に色を置くときって結構緊張したりする。
最初は、、海の青色をとり、
さっと画用紙にクレパスをはしらせてみる。

力を抜いて、走らせるだけで、様になる線が出てくるから
さすがクレパスだ。

この感触、何年ぶりだろう。
最後にクレパスを握ったのって、15年くらい前?いや、もっと前かもしれない。。

幼いころはただ絵を描く道具、としてしか認識しておらず、
学校用に親から買い与えられたクレパスで
図工の時間に使っていた程度だが、

今、自分でその魅力に惹かれ、自分で描きたいと思い、自分で購入し、手に取ったクレパスは
なんだかいとおしくて。

15年の歳月がたって、やっと、クレパスというものと
しっかり向き合えたというか、
クレパスの良さを認識できた気がした。

クレパスに限らず、こういうのって意識してないだけで
実はいっぱいあるのかも。

8.さんふらわあ


子供のころと今とでは、考え方もモノの見方も変わっている。
新しい自分に、また出会えた気がした。

気長にクレパス画を楽しみたいと思う。

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