Xデザイン学校2019 ベーシックコース #01 ブートキャンプ

ついに、かねてから受講を熱望していたXデザイン学校に通う日が来ようとは。

私は普段、メーカーでUIデザイナーとして働いている。

学びの目的は、5年の年月を経てメーカーに染まってしまったガチガチのモノ脳の頭を一度リセットし、この無常の世でもデザイナーとしての存在意義を果たせるような地力をつけることである。

現状私を取り巻く環境は過渡期にあり、どんどん複雑化する業務に日々自分の非力さを痛感している。

この1年でどこまで変われるか、やれるところまでやってみたい。文章を書くのは苦手だけれど勇気を出してnoteを始め、学んだことの「外化」を試みる。

イントロダクション

講義の初っぱなから「もう今までのプロダクトデザイナーとか、グラフィックデザイナーとか要らなくなるから」と自称UIデザイナー(という名のGUIかじった程度の元PD出身の人)の私にはグサグサくるお言葉が!

変なプライドや言い訳は問題に向き合うことを否定し、成長を妨げてしまう。ここは素直に現実を受け止めるべし。

大切なのは変わり続けようとする姿勢であって、人や課題に素直に寄り添おうとする態度なのであって、そういった人間としての基盤がしっかりできていないと、激動する世の中で潰しが効く本質的な力は手に入らないし、どんな良い道具も使いこなせない。というのは今日一番の学びである。

とはいえ頭でわかったつもりでも(これが一番厄介)、息をするようにできるようになるにはひたすら反復練習を繰り返すしかない。筋トレのようにビシバシ鍛えていかねば。

アイデア発想法「最悪の旅」

我々のチームは「3浪した大学受験生があと一歩のところで合格を逃し、自己採点で自信を無くしたところに教師から1度は合格の連絡をもらい希望を取り戻したものの、それは間違いでやはり不合格だったという人生の辛さ」を最悪の旅としたときの解決策として「大学のプラットフォーム化」という提案をした。
が、結果としてアウト!と厳しい評価をいただいてしまった。

なぜうまくいかなかったか?を自分なりにふりかえってみる。

このワークのねらいは、「最悪の旅」というエピソードから「人々を最悪な気持ちたらしめる何か」という概念を抽出し、アイデア発想に繋げることなのではないかと今では思うのだが、まずそこに気付かず考えの深掘りが圧倒的に足りていなかった。そしてさらに良くなかったのはユーザーへの寄り添いを欠いていたことだ。

勢いに任せてアイデアが走ってしまい、Whyの吟味が足りていなかったせいで、HowとWhatは一貫性を欠き、一見なんとなくそれっぽい?だけのもので構成されたあやふやな提案になってしまった。

ユーザーはなぜ辛い思いをしているのか?を深掘りし課題を定義するべきであった。これでは完全にユーザーは置いてきぼりである。リフレーミングは頭を柔らかくして、物事を別の角度から見る手法であるけれども、もとになる本質をとらえずただ飛躍したアイデアを出したところでそれはただの押し付けになってしまう。
(欲しくない謎機能をユーザーに押し付けるなんて、まさにメーカーの悪癖ではないか。アホの極みである。)

良い悪い以前のところで躓いてしまった…という苦い反省を活かして次回こそは挽回したいと思う。


次は泊まりで懇親会に参加したいな…

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