濱嵜 有理

グリーなどのベンチャー企業やベネッセにて新規事業を担当した後にNYのヘルスケアスタート…

濱嵜 有理

グリーなどのベンチャー企業やベネッセにて新規事業を担当した後にNYのヘルスケアスタートアップ へ参画。日本法人代表として130名規模の組織に成長させる。2019年青い空のもとでリモートワークを中心とした新たな組織を形成するためにブルーデスクを創業。映画が好きです🎬

最近の記事

人は皆、誰かの欲望を模倣する。

2023年にもっとも心を動かされた本の1つです。 著者であるルークバーシスは、40代のシリアルアントプレナーで現在はエンジェル投資家として、数々のスタートアップに寄り添っています。若くして、自らスタートアップを立ち上げ、成功者として当時一斉を風靡したザッポスへの売却話が浮上します。 輝かしい未来が、確定と目された中、予期せぬ形で状況が一変してしまい、一瞬にして、その全てが消え去ります。 しかし、興味深いことに、読者の予想に反して、彼の心は、全く別の反応でした。 解放さ

    • 『女性の知らない7つのルール』

      女性活躍に必要なのは、「生理痛はつらい」などの現象を男性に学んでもらうことが本質ではありません。 女性自らが男性(これまでの組織の中心であった)のルールを知ることだと思います。 この本は、私にとってまさに目から鱗の内容でした。 「自分が抜けるとプロジェクトが回らないから仕事をやめられない」 「役割以上の仕事をしているのだから、いつか評価されるはずだ」 と感じている女性や 「女性役員を登用したいけれど、なかなか会話が噛み合わない」 「女性管理職の部下とのコミュニケーションが

      • 『人間万事塞翁が馬』 逆境こそが、新たな可能性をもたらしてくれる

        人が成長する瞬間とは、果たしていつなのでしょうか。それと同時に、本当に人は変わることができるのでしょうか。 時折、このような疑問がよぎります。 普段の生活で苦しいと感じる瞬間は、どのような時でしょうか。 例えば、自分と他者の期待値がかみ合わない時 自分と本来の自分にギャップがあると感じる時 他の誰かと自分を比較してしまった時などが挙げられます。 つまり、本来の自分や周囲との期待値が一致していない状態を指しています。このような時、私たちは「運気が悪い」「何もかも上手くい

        • 相反するようで似ている🎀推し活と登山🏔

          2023年は趣味で最も投資に使ったもの一位は「推し活」という調査データがあります。 そして登山家なら誰もが利用したことのあるYAMAPは400万ダウンロードを突破。 私の周りに目を向けると、確かに、自立をしていて、自分の時間に余裕がある女性の趣味が、アイドルに対する推し活と、登山の2つの場合が多いです。 かくゆう私もどっぷり登山にハマった口でした🏔 そこで、両者の特徴を比較してみたいと思います。 ①登山の場合 ・富士山など特定の山が特に大好き! ・行けば行くほど好きに

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          1月上半期気になるnews👀「くら寿司USA PER680」「ビットコインETFのSEC承認」「東証アジアTOPへ返り咲き」

          ⭐️2024年1月上半期・株式投資関連の気になるニュースです。 1)くら寿司USA はIPOから株価6倍へ 2019年に米国上場を果たしているくら寿司USAのPERが680とのことで半端ないバリュエーションがついています。 現在利益が150万ドル=約2億程です。 コスト削減などをしっかりとしているようなので、今後利益が10倍の20億円になるだけで、PERは68になります。 日本文化が世界に広がっていることはとても喜ばしいです。 お魚大好き〜🐟 2)ビットコインET

          1月上半期気になるnews👀「くら寿司USA PER680」「ビットコインETFのSEC承認」「東証アジアTOPへ返り咲き」

          pixar毛糸玉パールに見る女性活躍・ダイバーシティー

          スーツを着た高身長の男性だらけのオフィスに入社した毛糸玉パールの物語 ディズニープラスで配信されているショートムービーです🌱 https://www.youtube.com/watch?v=L6nc5piKzD0 ディズニープラスでは映画よりショートムービーを見ることが多いかも… この作品は、男性社会に飛び込み、そのルールを一生懸命習得して、外見すらも真似をして、自分の立ち位置を確立していく強くて賢い女性のストーリー この作品の素敵なところは、異質なパールを理解できな

          pixar毛糸玉パールに見る女性活躍・ダイバーシティー

          🐰うさぎと亀の話は余計なお世話🐢前にならえの代償

          社会心理学者の加藤諦三先生のお話に、誰もが知るうさぎと亀の話が使われます。 うさぎと亀は日本人の誰もが知るうさぎの亀のお話 「もしもし亀よ、亀さんよ」と亀が歩みが遅いことを、うさぎは言います。 ここでうさぎに負けまいと亀はコツコツと頑張ります。 コツコツ頑張れることが何より成功の近道という逸話であり、ある意味教訓とも言えますが、ここに加藤諦三先生は疑問を呈します。 「うさぎに亀は勝つ必要があるのか?」 余計なお世話ではないかと。 スピード、成長、拡大はいわばスタ

          🐰うさぎと亀の話は余計なお世話🐢前にならえの代償

          『君たちはどう生きるか』 青鷺はかっこよくなくていいんだ

          週末、ジブリがゴールデングローブ賞を受賞というニュースを見て、密かに興奮をしていました。 入間にある大好きな郷土料理屋「ともん」には、ジブリの方々の写真があったことを思い出し、ほっこりしました。 春のアカデミーショーも待ち遠しいです。 今日は、『君たちはどう生きるか』映画は、劇場で1度しか見た時の読後感を書いておきます。 その日は、水曜日。 たまたま、徹夜で作業をした夜に、映画館に行きました。 まるで、夢を見ているような感覚で、可愛くてうるうるとして、おどろどろしく

          『君たちはどう生きるか』 青鷺はかっこよくなくていいんだ

          起業家と詐欺師は紙一重かもしれない話

          最初は、誰かを喜ばせたい、安心させたい一心で悪気なんてなかったのかもしれない。 当事者にしかわからない誘惑に魅せられていくのかもしれない。 はじめから悪気がある人なんていないのかもしれない。 そうでもしないと、自分自身にも嘘をつけないと、心が保たれないのかもしれません。 まさか、嘘を言っているなんて思えないような表情や真っ直ぐな目 本当にそう思っているのかもしれない。 しかし、よく見ると、瞳の奥は、不自然に揺れている。 事実を歪曲して、不正を働いたり、お金を集め

          起業家と詐欺師は紙一重かもしれない話

          人間は感情の生き物だ

          法律は、社会から守ってくれるけれど、心は守られない。 好き・嫌いの感情で人は左右されることもある。 時には、片目を瞑る。 見えていてもあえて伝えないこともある。 相手が準備ができた時に伝える。 時に素直で正直であることは、自分の成長を早めるけれど誰かとの不都合を起こしたり、傷つけてしまうこともあります。 自戒を込めて、尊敬している人に教えてもらったので備忘録です📄 写真は夏の大日岳⛰立山室堂から晴れた日にビクトリーロードを歩きました🥾

          人間は感情の生き物だ

          「言葉」ではなく、「対応」を観察する

          2024年は、今までやっていなかった場所に出会ったり、経験を生かして貢献できることに等身大でチャレンジしたいと思っています。 ある意味では、纏われたものを捨て、身軽にできることをやっていく。 2025年以降に始まる新しいライフスタイルを固める年に位置付けたいです。 自分が過去に苦しいと思ったことを振り返るとその一つに ・情による落とし穴 があります。 「優しい」と言われることは、言葉を変えれば、「都合がいい」ということ。 みんなにいいと思ってもらうことと、自分を大切

          「言葉」ではなく、「対応」を観察する

          未来のリーダーを見極める・リモートワーク時代の採用手法

          自分にとって当たり前にやっていたことが、他の人に感心していただけることがあります。 今日は、5年で管理栄養士や保健師を中心に150名規模の採用を行なった際にとった手法を公開します。 それは、「職務経歴書・履歴書以外の課題を出す」ことです。 自己PR動画を出してもらうようにしました。ファイル形式などは自由です。 ほとんどの人は、動画制作の経験はありません。 ですが、今はスマホ一台で動画は撮れてしまいますし、字幕をつけることも難しいことではありません。 技術的な編集スキル

          未来のリーダーを見極める・リモートワーク時代の採用手法

          キャラクターは鏡: ロシア文学と個人のアイデンティティ

          チェブラーシカというロシアのパペットアニメが好きです。 クマみたいな猿みたいなおもちゃみたいな生き物チェブラーシカが、ゲーラというクロコダイルと冒険をする物語。 悪役にも愛嬌があり、全てにキャラクターに愛着を持つことができます。 チェブラーシカは、生まれた時から、自分が何者かわからない。 オレンジの木箱に入っているところから物語は始まります。 誰にとってもチェブラーシカが何者かはわからない得体の知れない生き物です。 だから、初めはおもちゃとして、おもちゃやさんで、見

          キャラクターは鏡: ロシア文学と個人のアイデンティティ

          報道からインシデントを振り返る

          かつて、大人数の社員がいる会社で社長をしていた時、問題がある時に責任を取り、お詫びに行くのは自分の仕事だと思っていました。 それは、実際にそうで、人的なミスには仕組みに問題があり、そういった状態が起こることに梃入れをしていなかった責任があるからです。 有事の時こそ、仕組みを抜本的に変えることが求められます。 起きていることには理由があります。 事実は一つでも解釈は前後の文脈で180度変わります。 だからこそ、多角的に事象を見て、判断していきたいものです。 特定の誰かが

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          ピクサーに見る・クリエイターのあり方-映画考察

          私は映画が好きで、時間があるとふらりと、映画館で一番すぐ見える映画を見たりすることがあります。 学生の頃はmixiで毎日のように映画のレビューをしていたものです。 noteでも好きな映画について綴っていけたらと思います。 去年の夏に「マイエレメント」という映画を見ました。 ポスターを見てあまり興味はわかなかったのですが、元々ピクサーの「インサイド・ヘッド」や「ソウルフル・ワールド」など大人向けのアニメのファンだったこともあり、見てみることにしました。 火水土風と古代ギリ

          ピクサーに見る・クリエイターのあり方-映画考察

          2023年の振り返りと2024年、これから

          新年あけましておめでとうございます。 今年は年明けとともに悲しい出来事が続いておりますが、少しでも明るい一年が締めくくれるように、過ごしていきたいと思います。 2023年は、これからに向けた切り替える年でした。 8月は、特に大きな区切りとなり、違和感や誤魔化していた感情に素直になったり、大切にしたい価値観を見直すタイミングとなりました。 前半は、国内外を飛び回り、山に登り、非日常に身を置きながら過ごしました。 特に最後の数ヶ月は、本当はどう思っているのか、どうありたい

          2023年の振り返りと2024年、これから