梅雨明けを予想することはナンセンスか
毎週土曜日に出演しているスーパーJチャンネル(土曜)にて、関東甲信の梅雨明けの予想日を24日とお伝えしました。
24日という予想は、その時点では最善を尽くしました。
私がその時根拠としていたのは、梅雨明けの意味合い。梅雨明け=本格的な夏の到来、熱中症に厳重警戒の季節ですよ。という意味が込められています。
24日は、33度が予想されていたんです。なので、暑さが本格化しそうな水曜日から開けさせて、暑さに警戒を呼び掛けるべきだろうと考えました。
しかし、思わぬ伏兵が現れ、気象庁は梅雨明けを見送りました。
熱帯低気圧(台風になるかも)の影響で、週末が雨予想に変わったためです。
予報的に先のことを論じるのは、本当に難しい。
変わりそうなことは言わないという考えもある。
しかも、梅雨明けは数値的な基準はなく、最終的には人の判断。
人が決めてることを、人(私)が予想する…気象の本質からはちょっとズレてるかもしれません。
でも、そんなことを考えていたら、皆の関心事(今回は梅雨明け)にしっかりお応えすることはできない。。。
いつも、そんな葛藤を抱えながら、どこまで踏み込んで皆さんにお伝えすべきなのか、模索しています。
天気予報について思うところを、いつでも、どんなことでも、コメント欄でお寄せください。とても参考になります。
気象予報士 千種ゆり子
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