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COP24では何が決まったのか

COP24では、一言で言うと「パリ協定のルールブック(実施指針)」が決まりました。

そもそもパリ協定とはなんだったのかと言うと

京都議定書に代わる、温室効果ガス削減量に関する各国の取り決め(法的拘束力あり)
 →ただし厳しすぎて協定から抜ける国を作らないため目標達成は義務としていない

しかし!実は、パリ協定の現状の計画では21世紀末に2℃以内の温度上昇に抑えるという目標は達成できない。現状の各国が挙げた目標でも、3℃くらいの上昇にはなってしまう
 →5年ごとに目標を改善していく仕組みを入れるサイクルを盛り込む

このパリ協定の実質的なルール(実施指針)を定めることができたのがCOP24の成果です。

以前から問題となっていた先進国(アメリカ、日本など)と途上国(アラブグループ、中国など)の対立では、双方で別の削減ルールを設定するべきという意見がありましたが、
その点においては途上国グループが態度を軟化させたため、各国統一のルールが設定されたのです。

つまり、世界はようやく温室効果ガス削減に向かっていくスタート地点に立ったということ。
つまり、あとは実行していくだけ…となるのですが、言うは易し行うは難しで、ここから目標をどう達成していくかがポイントになります。

私が参加した環境NGO,NPOによる報告会では「脱炭素」が1つのキーワードになっていました。例えば、最も二酸化炭素を排出するとされる石炭火力発電所を世界でこれ以上増やさないこと。

個人でできることとしては、例えばグリーンピースが主催する石炭火力発電所の建設に反対する署名活動があります。

ちなみにこちらのページに書いてある「自然エネルギー100%でやっていける」というのは、すぐには難しいと思います。目指すべき方向性ではあると思いますが。
ただ、石炭火力はもっと高効率のLNG火力発電に置き換えていくべきというのは間違っていないと思うので、私は署名しました。皆様も是非(署名締切は明日までです!)

※グリーンピースというと、何でもかんでも反対活動をしているイメージがあり個人的にはあまり良いイメージを持っていなかったのですが、中身をきちんと自分なりに咀嚼してから良いものか悪いものか判断すべきであろうと今回思いました。


気象予報士 千種ゆり子

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千種ゆり子(気象予報士)

■テレビ朝日スーパーJチャンネル(土曜)出演中■2018年1月~2019年9月毎日新聞コラム執筆■気象と地球温暖化、エネルギー問題に一生を捧げる所存■一橋大学空手道部女子監督(空手三段)東京都空手道連盟公認空手アンバサダー■富士見市PR大使■一橋大学法学部出身■クイズ番組出演多数
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