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「なんか読みにくい」とはおさらば!も~~~っと読まれる文章づくりのポイント!

「気づいたら最後まで読んじゃってました!」「気づいたら更新を楽しみに待つようになってました!」・・・なんて言ってもらえたら、とっても嬉しいですよね。

今日はみなさんの文章がより素敵な文章になるよう、すぐに使える大事なポイントを伝授しようと思います。

・・・の前に、はじめにお伝えしておきたいのが、「だめな文章」は存在しないという大前提です。たとえば、小学1年生のひらがな覚えたてのお子さんの「まま、ありがとう」の手紙って、たった2語のつたない文章だけど、お母さんにとっては涙が出るほど嬉しい宝物じゃないですか?ちょっとひらがなが間違っていて「まま、ありがそう」になっていたとしても、それはそれで愛くるしいですよね。でも、「まま」当事者以外が見たらそこまで響かないこともある。


だから、「伝わる」とか「心動かす」というのは、文章力によるんじゃなくて、関係性に比重があって、きれいな文章だから「いい文章」というわけでも、たくさんの人に読まれて、たくさんの人の感情を揺さぶるから「いい文章」というわけでもないと思っています。


つまり、すでにあなたが作ってきた文章はそこに存在しているだけで、誰かにとっての宝物であり、ギュッと心に響いている人が必ずいます。すでに素晴らしいのです、はなまる!


・・・という前提で!もっと読まれる、もっと伝わる、文章づくりのポイントについてお伝えしたいと思います。関係性を濃くしていくためにも、そもそもの入り口で読んでもらえないことにはその先に進めないですからね^^


読みやすい文章には読みやすいリズムがある

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わたしが文章を書くときに、意識していることは、言葉の流れとリズムです。抽象的かもしれませんが、いろんな文章に触れてみた結果、結局のところ、内容の難易度を問わず、流れるようにスルスルと読める文章というのは読まれやすい(読みやすい)とわかりました。


きっと今日のこのテキストも、ここまでスルスルスルっと気づいたら読めてしまった人も多いと思いますが(そうじゃないと示しがつかないので内心どきどき)、実はここまでで、すでに約1200字あります。わお。原稿用紙3枚分、読んでくださいました。


じゃあ、その言葉の流れとリズムとやらをどう使いこなすかというと・・・参考にこの文章を読んでみてください。

私はツイッターを利用して発信をしていたのですが、フォローしてくれる人はとてもたくさんいました。しかし、わたしのターゲットにならない人もいて、わたしの理想のお客さんじゃない人もいる。わたしのお客さんになってもらうまでに、かなり苦労をしてしまったのです。


なんとなく、読みにくさがありませんか?


これは、過去にわたしが個別相談でテキストの添削をさせていただいた方が書かれていたものを、例示用に一部修正したものです。

「なんとなく」読みにくさを感じた人は、どこに読みにくい原因があるのか言語化してみてください。できれば自分だったらどう修正するかも考えてみてください(こういうときに「ちゃんと考えてみる」って大事ですよ)



いざ、解説。

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それでは解説にいきますね。

言葉の流れとリズムを意識した文章づくりで、最初に意識していただきたいのが文法です。「そんな当たり前のこと」と思われると思いますが、日本語って本当に美しくできていて、文法に忠実な日本語はスルスルスルっと流れるように読めてしまうものなんですよ。


先ほどの例では、文法に明らかな誤りがあります。冒頭で「私はツイッターを利用して発信をしていたのですが、フォローしてくれる人はとてもたくさんいました。」とありますが、「~ですが」のあとには逆接(前半とは逆の展開)がこないといけません。「ですが」を使うなら「私はツイッターを利用して発信をしていたのですが、だれもフォローしてくれる人がいませんでした」という流れが自然です。それにもかかわらず、逆接ではなく、順当な結果が来ているので違和感があるんですよね。


このような些細な日本語の誤りが、読んでいる人の「もやっと」を蓄積させて「読みにくい」をつくり、結果として「読まない」を刷り込んでしまいます。


続いて意識して欲しいことが、接続詞の使い方です。例の文章は、接続詞が一切なく、まるで箇条書きの集合のような文章になっていることで、流れがつかみにくくなっています。接続詞というのは「それから」「さらに」「しかし」といった文と文をなめらかにくっつける接着剤の役割をする言葉です。たかが接続詞、されど接続詞。読み手の「?」を取り去って、スムーズに論を展開していくには欠かせないパーツなのです。


ほかにも、一文の長さ、漢字とひらがなのバランス、語尾の使い分けなどいろんなポイントがありますが、それらを踏まえてわたしがリライトするとこうなります。

私はツイッターを利用して発信をしていたのですが、フォローしてくれる人はとてもたくさんいました。しかし、わたしのターゲットにならない人もいて、わたしの理想のお客さんじゃない人もいる。わたしのお客さんになってもらうまでに、かなり苦労をしてしまったのです。

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わたしはツイッターで発信していました。そのおかげでたくさんの人にフォローしてもらうことができましたが、中には、わたしのターゲットや、理想のお客さんではない人も多くいました。その結果、お客さんになってもらうまでに、かなり苦労したのです。

言っていることは全く同じでも、スルスルスルっと読める具合が全然違うと思いませんか?


今日からできること

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これから、より読まれる文章をつくりたいと思ったら、“必ず”書き上げたあとに音読するクセをつけてください。先ほど書いたように、日本語は美しくできています。声に出して読み上げたときに、詰まったり、読みにくかったり、噛んだりする場所には、なにかしらの誤りが隠れています。


その理由を言語化できるのであれば修正を。もし、「なんとなく読みにくいけど原因がわからない」のであれば、「読みにくさ」がなくなるまで、まるっと書き換えてしまうことをおすすめします。


「何を言うか」のコンテンツの中身も大事ですが、「何に乗せるか」の土台も大事。ぜひ、ツイートサイズからでもいいので、「読まれる」にこだわった執筆トレーニングをはじめてみてください。


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