10年ぶりに「ターミナル」を観たら号泣してしまった
中学生のころ、映画「ターミナル」が大好きだった。
とにかく空港という場所自体への憧れがすごかったのだけど、ほんものの空港にいける機会なんて、当時の私には年に1度あるかないかくらいだった。
そんな私にとって、空港という夢の空間に浸れるこの映画はお気に入りだった。
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心あたたまるストーリーだというのは当時から思っていたけれど、久しぶりに観てみて、ちょっと涙が止まらなかった。
当時は気づかなかった色々が、大人になった今、わかるようになったからだ。
主人公ビクターの友人になる人は、ただの良い人ではない。みんなマイノリティだ。インド系、アフリカ系、イタリア系。自由の国アメリカだからこそ居場所を得られるけれど、いくら自由の国であってもやはりどこか肩身の狭い思いをしながら生きている。痛みを知っている人だからこそ、彼らはビクターにもやさしい。
そんな人たちが、ビクターと出会って自信を取り戻していく。
今まで一度も泣いたことないような場面で、たびたび泣いてしまった。
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この映画のテーマが「待つこと」だというのも、今回観直してはじめて気づいた。
誠実に待つこと。大事な約束を果たすこと。
思えば人生なんてままならなくって、待ってばっかりだ。空港に閉じ込められなくったって、いつだって何かを待っている。来るかどうかもわからない成功とか、タイミングとか、二度と会えるかわからない人とか。
チートすれば近道かもしれないけれど、こつこつ待つことで道が開けることを期待してしまう。結果がどうなるかわからないけれど、「待つ」ことに希望をもてる人生でありたいね。
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観てない人からしたらなんのこっちゃ?っていうまとまってない感想だけれど、今日はこのまま余韻に浸って眠ろうと思います。
今日もクラコウジアが平和でありますように。
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