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わたしとPMS

年齢を重ねるごとに、生理前後の体調が悪くなってきた。

20代前半くらいまでは生理痛もなく、そこまで本格的に困ることもなかった。なのに、いつからだろう。だんだん痛みが増してきた。

生理痛も困るけど、もっと困るのはPMS(生理前に起こる心身の不調)だ。私の場合はとくにメンタルにくる。

これから先、何をやってもうまくいくわけない…と塞ぎ込んだ気持ちになるし、集中力も散漫になる。わけもなく悲しくなる。いざ寝ようとすると、恐ろしい不安ばっかりが頭をよぎって眠れなくなる。大切な人が死んでしまったらどうしようとか、過去の恐い記憶とか、考えてもどうしようもないようなことが渦を巻く。

厄介なのは、これがPMSなのか、ただネガティブになってるだけなのか、いざ生理が来るまでハッキリしないところだ。PMSのときに襲ってくる不安は、生理がくれば嘘のようにあっさりと解消する。

だから、自分が悩んでいることが、本当に「悩むべき不安」なのか、それともPMSによってもたらされている「なんちゃって不安」なのか、自分でもいまいち区別がつかない。

仕事をしていてどんより重たい気分になっても、「なんとなくPMSっぽいんで帰りまーす」とは言えないし。

ピルを飲めばすこしは楽になるとは知っているものの、定期的に婦人科に通うのもけっこうめんどくさいのだ。お金もかかるし、都内の病院ってやつはいつもどこでも混んでいる。定期的に検査も受けなきゃいけないし、その検査も安くはない金額だ。


自分の体なんだし、うまくつきあっていきたいけれど、「なんだか気難しいねぇ」と、ため息をつきたくなる日もある。

サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。