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過去の自分に赤入れしてみた。 -写真ver.-

以前、「過去の自分に赤入れしてみた」というnoteを書いたのですが、今回は写真バージョンです(前回は自分のツイートに対してでした。)。

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ハードディスクに溜まった昔のjpeg写真たち。当時は「めっちゃ上手に撮れた!」と鼻高々だったのですが、今見るとダメ出ししたいことだらけ。

今日はそんな1枚からピックアップして、レタッチで復活させてみました。

まずは撮って出しの状態からチェック。6年前の写真です。画像の見方は、1行目がファイル名。2、3行目がカメラの設定です。

大きな画面で見ると、木やエッフェル塔の輪郭がボケボケしてるのがわかります。

今の私なら、もっとキリリと撮れるように、ISO感度を上げて、f8くらいで撮る。

次に、色味を見てみます。赤字は、今の私の心の声。

肉眼で見える夕焼けは、もっと鮮やかです。なんだか色が濁っているのが気になる。

次に、映っている要素を確認。なんとなーくのフィーリングでパシャパシャ撮っているので、画面の細部なんて全然気にしていないのがわかります。右端にはよくわからん物体が写り込んでいる。

エッフェル塔のすぐ左にある街灯も、位置が中途半端です。あと数メートル右に移動してから撮れば、こんな気になる位置にはならなかったはず。または、背伸びをしたり、背面モニターを見ながら背伸びをして撮れば、相対的に街灯の位置が下がるのでもうすこし存在感を消せたかもしれません。

最後に。ゴミが多い!!

使い方が手荒く、かつ掃除も気が向いたときにしかしていなかったため、レンズ(またはセンサーかも?)にゴミがたくさん。ハッキリ言って、邪魔です。


というわけで、Lightroomを使い、下記のことを試してみました。

・色温度を思いっきり青いほうに振ってみる
・ゴミや写り込みなど、不要なものを「修復」機能でとにかく消す
・「明瞭度」「かすみの除去」を、それぞれ+10ほど
・地面近くのピンクを生かすため、色別の補正から「マゼンダ」の彩度をプラス

結果がこちら。

だいぶ印象が変わったのではないでしょうか。

夕焼けの色を再現するのであれば、色温度はむしろ赤い方に振るのが正解なのだと思います。ですが今回はぬり絵のような気分で、まったく違う色にしてみました。上記のポイントのほかにも、細かな色は

もいちどビフォーアフターを。


BEFORE


AFTER


案外、過去のデジカメで撮った写真でも、Lightroomでちょちょいと調整してみると見違えるようになることもあります。思い出を振り返りがてら、復活チャレンジ、たのしいですよ。

サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。