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階段が降りれない

社会人1年目の半ばくらいから、ふしぎなことが起こるようになりました。

そう、階段が降りられないのです。

意味がわからないぞ、と思っているそこのあなた。私もわかりません。

少なくとも大学生のときまでは、ふつうに登り降りができました。そんなに息が切れることもないし、もともと脚力には自信がある方でした。

ですが、あるときからなぜか登り降りが下手くそになったのです。

登りはまだよくて、降りるのが苦手。まったく降りられないわけではなく、手すりを掴んだり、ペースをゆるめたりすれば、一応は降りられます。

ただ、まわりの人と同じペースで降りようとすると足元がフラついてしまうのです。目測の高さと足の動きがあってないような感じ。何かに気を取られているわけでもないのに踏み外しそうになることがしょっちゅうあります。

人ひとりしか通れないような細い階段はまだマシで、東京の地下鉄によくあるような、横幅が広くて人が大勢登り降りするような階段が苦手。大勢の人が登り降りする中にいると、裏拍子の曲を演奏しているのにお客さんがオモテて手拍子を叩きはじめてしまったような、リズムの狂ったような感覚に陥ってしまい、足がフラつくのです。気をつけながら降りているのに、一段飛ばしてしまってヒヤリとすることもしばしば。

最近は、必ず手すりのあるところから降りるようにしています。

会社員2年目まで住んでいた社員寮が会社から異様に遠く、乗り換えも多かったため、その乗り換えのときに何度か危ない目にあったのが原因なのかな?と自分では思っているのですが、それにしてもなんで未だに長引いているのかわかりません。

平面や坂道での歩行は相変わらず得意で、同年代の女性と比べてもかなり長い距離を歩けるほうなので、筋力の低下ではなさそうです。

診療のついでに病院で相談したこともありますが、「そんな症状は聞いたことありませんねぇ」と苦笑されるばかりで、まともに取り合ってもらったことはありませんでした。まあ確かに、病気というほどのものでもないし、生活にめちゃくちゃ支障があるというわけでもないのですが。

似たような症状の方、いらっしゃいましたらぜひ教えてください。出会ったからといって何かできるわけではないけれど、仲間がいたらなんとなく心強いので。

サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。