もうすこし、背伸びした写真が撮りたくて

この1年、人生の中でいちばん真剣に写真に向き合ってきた。ぽつぽつとお仕事もいただけるようになって、褒めてもらえることも多くなって。

だけどどこか、真面目にやればやるほど、写真が窮屈になってしまっている感覚は否めなかった。1枚で完結するプロフィール写真なら話は変わってくるけれど、物語性のある作品撮りをしたいと思ったとき、どうしても今の自分には撮れない領域がある。たしかに、ある。

どうしたらいいんだろう。

そう思って駆け込み寺的に相談した場所が、「もとくらの現像室」だった。

タクロコマさんや、ほかのメンバーのみなさんと相談して出た答えのひとつが、「映像から学ぼう」ということ。一枚の静止画で物事を考えるから窮屈なのかもしれない。もっと、前後の時間軸もふくめて考えてみよう、と。

その後、ふと思いついてTwitterでこんな質問をしてみた。


リプで紹介いただいた映画がとにかくどれも好みな作品ばかりで、このままじゃもったいない!という衝動にかられれ、気がついたらピンタレストにまとめていた。

なにやら不遜なタイトルをつけてしまったけど、ゆるしてほしい。

でも、こんな名前をつけたくなるくらい、どの映画もツボにどハマりするラインナップだったのだ。

もちろん、ぼんやり眺めているだけじゃ写真はうまくならないだろう。でも、「写真に活かせるなにかを盗むぞ」と自分に言い聞かせながら観れば、きっと得られるものは小さくないはずだ。

画面の色使い、光の向き、人物の表情、そして何気なく挟まれるカット。

動きの中で映し出されるそれらはきっと、私の写真にもあたらしい風を吹き込んでくれると信じている。


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