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シベリア、冬の海

ある日のウラジオストク旅行記です。

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ウラジオストク2日目。

朝はゆっくり目に起床。
朝ごはんを買いに外へ出ようとするも、まず出方がわからないことに気づく。
・・・ドアのロックが外せない!

フロントにいたのは昨日と同じ、英語しゃべれないお姉さん。
どうしようと聞いてみたけど、お互い通じない。
困ったなぁということで、いざ、Google翻訳先生の出番!
「外に出たい」と打ち込み画面を見せると、急に笑顔に!
愛想が悪いのではなくて、英語へのフラストレーションだったみたい。

カフェで朝ごはんを食べ宿に戻ろうとすると、勤務明けらしく、さっきのお姉さんとすれ違う。もう普通に笑顔で手を振ってくれて、なんだか嬉しかった。

一度チェックアウトして、次の宿へ。
地図で見るとそんなに離れてないんだけど、とにかく坂が多い。
今回はキャリーできたけど、バックパックが正解だと思った。
雪解けの泥がはねるし。

今夜の宿は、ブッキングドットコムでとにかく評判が良かったところ。
マイナス評価をつけてる人がほとんどいない。
まだ出来たばかり、ということで期待してチェックイン。

さて、実際に来てみたこの宿、すごくよい。
まだ新しいってのもあると思うけど
まずフロントのおっちゃんがすごく親切だった。
まだチェックイン時間になってないのに、部屋案内してくれたし
受け答えもすごくフレンドリー。
部屋も写真で見てたとおり、明るくて清潔!
そして例にもれず、汗ばむほど温かい。
シャワールームは全体で2つ。
ちゃんとシャワールームの中まで温かいのがありがたい。
そして脱衣スペースもちゃんとあって
シャワーカーテンできちんと区切れて
水量・温度は文句なし。シャワーは可動式、すばらしい!
何よりありがたいのは、風量の強いドライヤー。
清潔なバスマット完備。
小物を置くスペースも、ゴミ箱も備え付けてあって言うことなし!
その他、キッチン・ランドリーはどちらも同じスペースに。
まだ使ってないけど使いやすそう。
人が集いやすい雰囲気で◎
あとベッドにちゃんと仕切りカーテンがあって、
個人ライト・電源も◎

***


荷物をおいた後は、念願のウラジオストク駅へ。


果たしてほんとにウラジオストク駅は壮麗で美しい駅でした。
けっして大きくはないけど、細部まで美しい建物。
切符を買わなくてもいけるギリギリの線までいく。


駅のあとはスーパー目指してお散歩。
やっぱり度の国でもスーパーは楽しい。
ヨーグルトドリンクが濃厚でうれしい。

そのあと、はるばる灯台へ。

ネットで見て気になってた灯台へは、バスで途中まで行き、終点より先は徒歩で。半島の端だから、交通量はそんなに多くない。同じように灯台へ向かう人・帰る人がちらほら。

ちょうど干潮だったのか、灯台までの道は普通に歩けた。天気は悪くなかったけど、海風が強い。向かって左の水は驚くほど澄んでいて、静かだった。灯台のフェンスはなぜか壊されていたけど、中に入る理由もないので入らなかった。


冬の海といっても、黒くはなくて、あくまで青かった。濃い青とからっとした空気、立ち枯れた野草。なんかVSCOの作例とかにありそう~と思いながらシャッターを切りまくった。


ほんとは夕暮れも全部灯台から見たかったんだけど、帰り道がそこそこ長いし、人通りも少ないので早めに切り上げ。サンセットはバスターミナルの近くから眺めました。

***

この宿、すごく温かくて心地よいんだけど、それがかえって「人をダメにする」状態に。
動きたくない、でもお腹すいた、もっと動きたくなくなる・・の悪循環。
なんとか断ち切って向かったのはノスタルギーヤというレストラン。ロシアの伝統料理がリーズナブルに食べられるということで意気揚々と向かったものの、なぜか閉まってた。
後で調べたところ、改装中やったみたい。残念。

ハングリー度高まってたので、すぐにでも何か食べたく、近くにあったリパブリックへ。ルーブルみたいなガラスピラミッドの建物。

いかつめな外観とは裏腹に、中はカジュアル。選んだものを最後にお会計という、社食スタイル。

選んだのはこんな感じ。

言葉わからないから、地味に予想外のラインナップになっちゃったけど。でも美味しかったので◎、でした。


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