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「フォトウォークって何が楽しいの?」というお話

本日は、けんぴさん主催のフォトウォークイベント「 #透明な青を探しに 」にゲスト講師として参加させていただきました。


▽主催者 デザイナーのけんぴさん

▽ロゴ作成&モデル さくらちゃん


今までいくつもフォトウォークは参加してきたけれど、主催者側にまわるのも、ましてや講師として撮り方をお伝えするのも初めての経験でした。

「ちゃんと人集まるかな?」
「楽しく撮れるかな?」
「トラブル起きたらどうしよう・・」

などなど、直前まで心配は尽きなかったのですが、参加者のみなさんも優しくて協力的なかたばかりで、イベントを無事に終えることができました。うれしい!


*


さてさてタイトルのお話。

「フォトウォーク」ってそもそも何かと言いますと、みんなでカメラを持って集まって、お散歩しながら楽しく写真を撮る会のことです。

「シャッターを切るのは結局自分自身なのに、ほかの人と集まって撮って何が楽しいの?」

そう訊かれることもあります。

おっしゃるとおり、写真はグループ競技でもないしチームプレイもできません。

私自身も、学生のころはいわゆるフォトウォーク的なものを食わず嫌いしていました。自分のペースで歩きたいし、ほかの人とおしゃべりしてたら集中して撮れなさそうだし。

でも、一度体験するとハマってしまうのがフォトウォークの魔力。



なにがそんなに楽しいのかというと、なんと言っても「自分にはない視点を教えてもらえること」

尊敬するフォトグラファーのarashidaさんという方が、こんなツイートをしていました。


写真を構成する要素は、「世界を見る視点」が70パーセント



でも、その肝心の「視点」って、ひとりじゃなかなか養われないんですよね。「視る」という行為はあまりに当たり前に行なっているから、自分の視点の偏りや狭さになかなか気づけない。

同じ瞬間に同じ風景を見ていた人が、自分にはぜんぜん気づけなかった美しさを見出している。その面白さを教えてくれるのがフォトウォークの醍醐味かなぁと。

たとえば下の2つのツイート、私には撮れなかった写真ばかりです。


「あのとき、あの人にはこんな美しさが見えていたんだ!」と知るたびにわくわくします。

自分に見えている世界がすべてではない。そんなシンプルな事実を、こんなにも面白い形で見せてくれるのが写真の素敵さだなぁって。


そうやって、自分には気づけなかった「世界の見方」をお互いに共有していくことで、ふだんはなんとも思っていなかった道が突如ドラマティックに見えてきたりします。

「何撮ったらいいかわかんないよ」って思ってたような平凡な場所で、「ここを切り取ったらどうなる?」「この向きから見たらキレイなのでは?」みたいなアイデアが広がるようになります。


ひとりでは獲得できなかった視点を、みんなで共有するイベント。

自分ひとりじゃ狭くなってしまう「世界の見方」を、ぐいぐいっと楽しく広げられる時間。


それがフォトウォークなのかなと思っています。


けんぴさん&さくらさんと、春以降もまたイベントとして開催したいね、と話しています。興味を持っていただけたら、ぜひ次は一緒に歩きにゆきましょう!お待ちしております🦊


最後に、今日参加してくださったみなさんの写真を紹介して今日は眠ります。

あ〜〜〜!!どれも素敵だああ!!

きょうはなんだか、幸せな夢が見られそうです、おやすみなさい。

サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。