見出し画像

着物はもともと普段着だったという事実と、今でもそれは可能だということ【全文無料】

「着物を着る人」にどんな印象をおもちでしょうか。お金持ちのマダム?お相撲さんや落語家?成人式?結婚式?

誰でも知っていることですが、昔は日本ではみんな着物を着て生活していました。戦前くらいまでは相当な数の人にとって「着るものといえば着物」だったわけです。

それが今ではなぜか「なで肩の人しか似合わない」だの「着物はお金がかかって無理だわ」だの「そもそも着付けができないし」「手入れもめんどうでしょ」「草履で歩くなんてまっぴら」だのと、さんざんな言われようになってしまいました🤣

でも多くの人が同時にこうも言います。「綺麗だし、素敵なんだけどね」「着てみたくはあるけれど…」とも。そう、着物ってなかなか魅力的なもの、そう感じている人も多いのですよね。

わたしは、衣食住って大事だなぁと思います。てきとーなものを食べて、てきとーな家具に囲まれ、てきとーな衣服で暮らす生活と、お金をかけるかかけないかは別として、自分好みの食べ物や環境、衣類で暮らす毎日と、どちらが幸せを感じやすいかは自明であるように思います。

洋服に対して含むところは何らありません(笑)。ただ、「なんとなくみんなに合わせて洋服を着ている」けれども、実は試してみれば着物の方が向いているし楽しい!って思う人も中にはいるかもしれないということ。わたし自身がそうですし、他にもそうである人を少なからず知っています♪

だから、着物に心惹かれるところがある人ならば、ちょっとでも試してみる価値があると思うのです。試した上で「あ、私には違うな」と思ったら、納得して洋服なりその他の衣類に戻れば良いだけです。

とはいえ、「着物をプチお試ししてみる」→「ハマったら日常着にしてみる」という流れを書いたメディアってあまりないなぁと気づきました。だったら、僭越ながらわたしが実体験に基づいて書いてみようかなって。

わたし自身はプロではありませんが、仕立ての仕事をしていた祖母の影響で着物を見慣れて育ちました。着せてもらう一方でしたが、成人してから着付けスクールで学び、今は1年のうち300日くらいを着物で生活しています。たまに洋服を着ると「新鮮!」と驚かれる始末です(笑)。

このマガジンでは、おそらく10本くらいにわたって、着付けの習い方や、着物をどう手に入れるか、着物のお手入れ、着物に興味のない周囲の人たちとの付き合い方など、いろんな点を網羅していきます。着物初心者さんはもちろん、「礼装やお洒落着としては着ているけれど、もう一歩進んで日常にも着たいな」という方にもお楽しみいただけるかと思います。

なお、わたしは現在イギリス在住ですが、「日本で」という前提で書かせていただきます。実際、東京に暮らしていたころもずいぶん着物を着ていましたし💞「海外で着物を着てみたい」という方向けには、また別のマガジンをそのうちご用意いたしますので、どうぞお待ちくださいませ😊

ここから先は

0字
随時追加します。たぶん計10本くらいになります。

年間300日くらいは着物で生活しています。「着付けはどう学ぶ?」「かかるお金は?」「メリットは?」「周りの目は?」など、気になる部分を赤裸…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?