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法律を守ることの大切さ

人間関係が長続きするかどうか

パートナーでも友だちでもなんでもいいけど、人間関係が長続きするかどうか、相性の良し悪しというのは、結局のところ、お互いの共通点と相違点のバランスで決まるのではないか・・という風にぼくは思っている。

かつて妻が仕事のことで悩み、占い師や霊能者にいろいろと見てもらっていた時期がある。彼女は仕事のことを聞きにいっているわけだが、相手の霊能者は

ついでにパートナーとの相性も見ておきましょう

みたいな流れに必ずなるらしい。ぼくは見てもらいたいとは思っていないにもかかわらず、勝手に霊視されていることがたびたびあった。そうしたサイキックのひとりから、こういわれたそうだ。

あなたとパートナーは、性格が真逆だけど絶妙なバランスで成立している

のだと。二人の共通点は"常識がない"ことにあり、だから週末婚くらいがちょうどいいといわれたという。

たしかに、妻はいつも外をフラフラしていたいタイプで、ぼくは家で映画を見たり本を読んだりしていたいタイプなので、真逆である。

ただし、自分がかなりの非常識者だということをお互いに自覚しているため、常識がどうの、社会通念がああだのという風に相手を責めないので、関係が成立している。

彼女がフラフラと遊びまわっても、ぼくは映画を見たり本を読んだりして自分のペースで暮らしているのでうまいこと回っているわけだが、もし、まったくの似た者同士で、いつも行動を共にしているようだと、いずれうっとうしくなって破綻していたかもしれない。

また、どちらかが常識をわきまえており、相手のとっぴな行動を許容できなければ、これも破綻していたかもしれない。

このように、人間関係がうまく回っていくかどうかは、共通点と相違点の微妙なバランスの上に成り立っているらしく思われる。

そしてこのバランスは、努力で変えられるようなものではないので、相性はあらかじめ決まっている部分が大きいのではないか。

パチプロに興味がある

以上のことは。パートナーや友人関係だけにかぎらないかもしれない。たとえば趣味なんかでも、長続きしているものは、着かず離れずの絶妙な距離感をうまく維持できているのかもしれない。

さて、ぼくはパチプロと呼ばれる人々にたいへんに興味がある。パチプロに限らず、

パチンコやスロットが好きでたまらない

みたいな人々に長年興味を抱き続けてきた。ただし、パチンコそのものにはなんの興味もなくて、やったことはないし、やりたいとも思わない。

パチ屋ってジャラジャラと音がうるさいでしょう。しかも電飾がたえずビカビカして、最近はLEDもすごいので、画面をみていると気分が悪くなりそうだ。

あんなところに10時間も12時間も入り浸っている人の気がしれないし、そんな時間があったら映画の1本でも見たいと思うのがぼくなので、パチプロはまったくの異人種だとおもう。

一方で、かれらは、社会からアウトサイダー的な距離をとり、常識にとらわれないで好きに生きているところが自分と似ているな、とも思う。

このように、一見すると異人種にもかかわらず、生きかたの根っこに共通点があるように思えるのが、ぼくにとってのパチプロという人種で、だから、ずっと惹かれているのだろうし、興味が尽きない。

パチプロドキュメンタリーYouTuber

さて、パチプロドキュメンタリーYouTuberに桜鷹虎〈さくらたかとら〉さんという人がいる。現在、登録者数が65万人とのことだから、知っている人もいるかもしれない。

鷹虎さんは、パチプロに朝から晩まで密着して、それぞれの立ち回り方とか、人生観とか、生い立ち、なぜパチプロになったか、などを取材して1500本以上の動画をアップしている。前々から興味深く拝見してきた。

見ていていつも思うのは、取材に応じてくれたパチプロにおもしろい人が多いということ。そして、幸福度のたかそうな人たちばかりだということだ。

中にはおかしな人もいるのだろうが、取材に応じてくれるパチプロは、話のわかる、頭の良い、そして、気配りもできるナイスな人たちばかりで、好きなことをやりながら生きて、人間関係もストレスフリーなので、幸せそうに見えるのはそりゃそうかもしれない。

パチプロ集団エクセルジャパン

ところで、パチプロには、一人でやっている人だけでなく、それを束ねてグループで稼いでいる人たちもおり、その中で国内最大のパチプロ集団が「エクセルジャパン」である。

ぼくはパチンコに興味がないくせに「パチプロ集団」みたいなナゾの存在にやたら好奇心があるので、エクセルジャパンについては、いぜんから気になっていて、このnoteで紹介したこともある。

ただし、以前、ぼくがエクセルジャパンのことをとりあげたときには、ちゃんと調べもしないで、面白半分で書いてしまった。どうせマルチ商法まがいだろうし、もしかすると反社のフロントみたいなものかもしれない、などと色眼鏡で見ていたからああなったのだが、今思えば恥ずかしいことだった。

「守谷会長の年収が12億らしい」とか、「税金払ってないんじゃないの?」とか、「組織的に遊んでいるだけだから法人じゃないだろ?」などなどおもしろ半分に憶測で書いた。

おもっていたのとぜんぜんちがった

桜鷹虎さんは、このエクセルジャパンに密着した動画もいくつか上げている。2023年には守谷会長への密着動画もあがっている。それを見ていてぼくがおもっていたのとぜんぜんちがっているまともな組織だとわかったので反省がてら書いています。

エクセルは、月550円の会費制だ。現在の会員数は1000人弱。おそらく法人登録もして、税金も納めているのだろう。守谷会長の現在の年収は、1000万円に届いていないという。

そして、守谷会長は動画の中で「一般市民が反社に対抗するにはとにかく法律を守ることが大事なのだ」ということを力説していたので、ここで共有したいと思います。

まずは、No.2の桂さんの動画から

守谷会長の動画を見る前に、この組織のNo.2の人に取材した動画を見たんだけど、それがこちらです。

この動画に出てくる軍団員の桂さんという人は、もともとは、商社マンだそうで、そうとうすごい経歴の持ち主だ。

ただし、桜鷹虎さんは「本動画の内容に関して、事実確認はできておりませんので、ご了承ください」とあらかじめ掲載いているので、つまり、桂さんの証言に虚言が含まれていない保証はない。そう思って、以下読んでほしいのだが、それくらいすごい経歴である。

桂さんは、小学校時代から勉強しなくても成績はよく、走れば学校で一番足が速くて、絵を描くと海外の美術館に展示される・・みたいな人生で、女性にもモテて、最大何股かけれるだろうかと思って最大16股までかけたことがあるそうだ。

でも、適正なのは2股だそうで、現在付き合っている女性は3人だと言っている(かれは、自分は、女性関係についてはクズだとも語っている)。

難関大学を出て、有名な商社に入り、そこで営業成績が20年間トップだったそうで、しかし体を壊して入院し、商社を辞めてGoogleの広告部門に移って8年働いた。

Googleに高齢の社員はおらず、みなお金をためてさっさと独立するのだそうで、彼もGoogleを辞めて自分で広告代理店をやろうとしていたやさきに、エクセルジャパンを知った。

これまでエリート街道を歩んできたのでたまには遊んでみようかなという腰かけ気分で軍団に入ったのだそうだが、桂さんは、これまでの人生で

自分よりすごい奴なんているのかな・・

みたいな感覚だったらしい。しかし、守谷会長に出会って、自分よりすごい人がいたと知り、そして、クビになるまではこの人の傍にいたいという風に思って現在に至るのだと語っている。

・・以上の話の真偽のほどは不明だし、コメント欄には「虚言だ」という意見が多い。しかし、パチプロだっていろんな経歴の人がいてもおかしくないんじゃないかな。

ついさっき、この動画を見直してみたけど、虚言かどうかぼくにはわからなかった。少なくともこの桂さんが守谷会長のお金を管理しているのはまちがいないようで、それくらいの信頼はあるのだろう。まあ、実際に見て判断してみてください。

法律を守ることの大切さ

さて、すごい経歴の桂さんが心酔した守谷会長はといえば中卒である。小学校時代からパチンコを打ち始めて、高校は入学式しか行っていないそうだ。

パチンコ=人生という感じの人で、どんなに凄みのある人なのかというと、しょぼいオッサンにしか見えない。

会長いわく、組織を運営していくうえでは反社とのトラブルが大変なんだそうだ。ただし、エクセルは反社とのかかわりは一切なく、トラブった時にはひたすら謝るだけだとも語っている。

「反社と同じ土俵で戦ってはいけない。反社が嫌なのは警察に駆け込まれることであり、いつでもかけ込める状態なら反社は手出しできない」のだそうである。

警察に駆け込むためには、法律を破らないことが大事で、だから、エクセルでは法を犯さないように気をつけているとのこと。

一般市民にも通じる話

「警察に言えない後ろ暗さがあると反社に骨までしゃぶられる」というのは、直木賞作家 黒川博行氏のやくざ小説に通じるものがある。とはいえ、反社がいくらスゴんでも、警察に電話してしまえば彼らは逃げるしかない。その点も黒川氏の描写と同じなので、リアリティを感じる。

これは、パチプロだけでなく一般市民も通じる話だろう。若いうちにイキがって法律を破ってしまうと、反社につけこまれやすい。軽い気持ちで受け子などをやってしまうと人生ズブズブだ。

市民が反社から自衛するには、喧嘩に強くなる必要もないし、メンチをきる必要もなくて、スゴまれたらすぐに警察に電話できるように、きちんと法律を守って生きることが最大の自衛策なんだということを会長の言葉から感じた。

たいへんだけどがんばっている

守谷会長は、いま自分がやりたいことは特にないそうだ。この業界は厳しいけどがんばって続けていくことで、入ってきた若い人が成功する姿を見たいんだと語る。

こういう会長について、過去にテキトーなことを書いてしまって申し訳なかったと思っています。それにしても、パチプロの世界は深くて、興味は尽きない。


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