見出し画像

24歳看護師、仕事中に癌告知される

※妊娠の話になるのでそういった話題に敏感な方は閲覧をお控えください🙇‍♀️







「今後、妊娠の予定や希望はありますか?」

初めてがん専門病院に通院した時、問診票にこんな質問がありました。今後行っていく可能性のある抗がん剤治療や放射線治療によって妊孕性(妊娠するための機能低下)を引き起こす可能性があるからです。

私は、過去に1度望まない妊娠をして中絶を選択したことがあります。元々、精神疾患を持つ私は持病も過去の事も含めて、妊娠はおろか、子育て自体に自分は避けた方がいいのではないか、と思っています。ただ、ここで問題が。私は過去の妊娠・中絶について母に話していないし私の精神疾患がどのような症状なのか詳しく話していない、というところです。そんな事を知らない、一緒に病院に来た母はもちろん孫の顔を望むし、母以外にも祖母がひ孫の顔を見れるまで生きる、とそう言っているのです。

知らない事は罪、と言いますがこの場合伝えていない事が罪ですね。私はふたり姉妹で妹がいますがまだ学生で。特に祖母もガンサバイバーで年齢のことを考えると、私の子供を見ることが現実的なのです。

そんな家族の期待・希望もあり今回、私は忍容性の温存について「希望する」とチェックをしました。過去の事はこれからも忘れることは無いし、自分への戒めだと思っています。

そして実際に産婦人科に妊孕性が失われる可能性やその温存の方法について、説明を聞くために受診をしました。結果、私の場合は喉の腫瘍で今後抗がん剤や放射線での治療をまだ計画されていない、術式を考えても妊孕性が失われる可能性は低い、との事でした。私は妊孕性温存について詳しい看護師では無いので、詳しい説明はできません。女性の場合だと、卵子凍結か受精卵凍結という選択肢があるとの事。そしてその凍結は今後治療によって自然妊娠が難しくなる可能性がある場合に限り保険適応となること、私の通院している病院と連携している凍結ができる病院の説明を受けました。今回私はその適応外になり、私自身その必要性がまだ無いと判断したため、説明のみ受け、ついでに今の卵巣の機能を検査してもらい、受診は終了。

未来の命と向き合うって難しい。

今回はそんなお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?