見出し画像

アップルパイ!津軽三味線!冬に咲くさくら?弘前ひとり旅 国内旅行記・青森編Vol.2

こんにちは、Tsuchinocoです。日本の色々な所へ行ってその土地のこと、感じたことを書き綴っています。

今回は青森編第2弾! 弘前を旅した記録を紹介します。

前回紹介した五所川原から約30分電車に乗って、弘前駅に到着しました。駅舎は思っていたよりも小ぢんまりとしたサイズ。とはいえ流石は県内第3都市、駅前はなかなか賑わっています。

すぐさま今晩泊まるホテルに大きな荷物を置いて街へ繰り出します。

■日本一のリンゴの街のアップルパイ

青森県といえば言わずと知れたリンゴの名産地。中でも弘前はリンゴの一大産地で、県内生産量の約7割を占めています。

そんなリンゴ王国に来たからにはやっぱりリンゴは食べておきたいわけですが、旅行前に知り合いから大量の弘前産リンゴを貰ったので、フレッシュではなくアップルパイを食べに行くことに。

やってきたのは弘前城近くにある喫茶店「可否屋 葡瑠満」。アップルパイやケーキ、店名の葡瑠満(ブルマン)の通り、ブルーマウンテンをはじめとしたコーヒーにこだわるお店です。

早速、アップルパイとコーヒーを注文! シンプルでかわいらしいビジュアル。カップの柄も素敵。

リンゴ本来のすっきりとした甘みとサックサクのパイが美味しい! 甘いものを普段食べない人でもすんなり食べれる味です。

シナモンは別皿で提供される後掛けスタイル。調べてみると弘前のアップルパイはシナモンをあまり使わないらしい。苦手な人は嬉しいですね。

せっかくなのでコーヒーも。普段飲まないのでほかとの違いは分からないですが、芳醇な香りで味が濃いです。ちなみに弘前はコーヒー文化がいち早く根付いた街であり、たくさんの歴史ある喫茶店が現存しています。

あー、とても美味しかった! アップルパイってシンプルだからこそ食材のポテンシャルが大事そうですよね。とっても満足しました。本当は他にも行きたかったけれどもう遅い時間なので断念。

上記の通り、市街にはたくさんの喫茶店があり各店でオリジナルのアップルパイがあるのだとか。いつか喫茶店巡りもしてみたい。

■津軽三味線の生演奏!ライヴハウス杏

弘前もとい津軽地方で誕生した伝統芸能である「津軽三味線」。弘前に来た目的のひとつは、そんな津軽三味線の生演奏を聴くため。

今回、足を運んだのは弘前親方町にあります『ライヴハウス 杏(あんず)』(外観忘れました)。

ここでは連日、津軽三味線の生演奏が行われているほか、津軽地方をはじめとした県内の郷土料理などをいただく事ができます。

通されたのは演奏が行われる場所から最も近い席。めちゃくちゃ早く予約をしていたからかな? 1人だと持て余してしそうな贅沢な席です。

演奏開始まではまだまだ時間があるので、料理を食べながらゆっくりと待つことに。

初手はホタテのお刺身。写真でも伝わると思うんですが、超デカい。身はブリブリとしていて、味は甘い。名産地だと普通にクオリティの高いものが出てくるのがいいですよね。

続いては津軽、下北地方の郷土料理「貝みそ焼き」。味噌で味付けされたホタテやネギなどを、ホタテの貝殻を鍋代わりにして焼く料理です。

頃合いになったら溶いた卵を回しかけてお好みの火加減でいただきます。シンプルだけど、食材それぞれから旨味が出ていて贅沢な味。

あとはちょっとしたおつまみを。「きのこ南蛮」(写真左)は、きのこを青唐辛子などで漬けたもの。ピリッと辛口で、地味だけど酒のお供として最高。「杏梅」(写真右)は、甘い杏を梅味で漬けたもの。結構甘くて不思議な感覚。実は青森県は杏も名産品らしい。

たくさんの郷土料理に囲まれて幸せな時間を過ごしていると、いよいよ津軽三味線の生ライブがスタート!

演奏するのは、弘前を中心に活動する津軽三味線奏者の多田あつしさんと夢弦会の方々。多田さんは演奏のほかに工房や当店の代表も務められています。

演目は定番の津軽じょんがら節をはじめ、地元に伝わる民謡や、先ほども触れた吉田兄弟の楽曲など。

体の芯まで響く炸裂する撥の音は力強く、緩急の激しい展開と正確に揃った演奏に引き込まれます。どのように感じるかは人それぞれだけど、津軽の厳しい冬の風景や気温、生きてきた人々たちの歴史や想いなどなど……。たくさんの事が伝わってくるアツい演奏でした……!!! 感無量……!

紹介した演奏や料理はもちろんですが、予約時や来店前などの対応も丁寧で温かく素敵でした。本当に来てよかった。また必ず行きます。

ねぷたの開催時期などは営業時間などがイレギュラーになることもあるらしいのでご注意を! 超超超おすすめです。

■冬に咲くさくら!ロマンティックな光の世界

弘前に来たもうひとつの目的は「冬に咲くさくらライトアップ」。

弘前城といえば、お堀の両側に植えられた満開の桜と花びらが水に浮かぶ「花筏(はないかだ)」が有名ですよね。春になると必ずピックアップされる名スポットですが、実は冬でもその桜模様を拝むことができます。

それが例年12月上旬~2月下旬まで行われる「冬に咲くさくらライトアップ」。桜の木に降り積もった雪と、お堀に張った氷をピンク色のライトで照らすイベントです。

雪が降っていれば桜吹雪の様に見えてより神秘的な雰囲気になりますが、この冬は雪が少なくてちょっと寂しい感じ。できればもっと雪が欲しかったけど自然相手なので仕方がないですね。また来ればいい。でも悔しい。

もっとコンディション良く、綺麗に撮影されている写真はネット上にたくさんあるので、興味のある人はぜひチェックしてください! 寒くても見に行く価値はあります!

これにて弘前でやりたいことを達成! 総じて全部よかったけれど、やっぱり津軽三味線が最高だったなあ。

ライトアップが消灯したあとは、飲みなおしに飲み屋街へ。

酔っぱらいすぎて写真がブレブレだったので飲んだ記録は割愛。手袋もなくしたし、ホテルでラーメンを丸ごとこぼしたので、流石に反省しました。

五所川原と同じく、弘前も楽しい街だった。また必ず行きたい。ありがとう弘前。

今回はここまで。次回は本州最北端の地「大間崎」と、道中の記録を紹介します! ではまた!

Tsuchinoco


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?