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梨花一心の“いま”と“これから”

こんばんは、ゆるみな。です。

木曜日の夜いかがお過ごしでしょうか?

私はというと「梨花一心」のクラウドファンディングで資金を集め、ビールの商品開発に携わり、配送もひと段落を終え、残り200本のビールをどんな人にどのように届けようかということをこの1ヶ月ずっと考えていました。

そしてやっと自分の中で“すとん。”と腑に落ちる答えが見つかったのでここに書き記そうと思います。

目次 
梨花一心の“いま”
梨花一心の完成により得られた3つのこと
梨花一心の“これから”


梨花一心の“いま”

梨花一心を飲んで欲しい人物像と手元に渡ってから飲み終えるまでのシュチュエーションをイメージした時、一番に思い浮かんだのが「受け取った瞬間の表情」でした。

受け取った相手は嬉しそうに微笑んでいるか、

心躍らせながら箱を開けているか、

注ぐ時の目は輝いているか。

「梨花一心」は自分から自分への「ご褒美な贈り物」だと思っていて、

お酒を通して相手に「労わり」や「励まし」の気持ちを届けるという行為が特別な記念日や祝日、イベントじゃなくてももっと日常的にあったらいいのにな。

という願いから作りました。

なぜ「ご褒美な贈り物」なのかというと、お酒は「感情表現の後押し」をしてくれるからです。

私は他人に弱さやマイナスの感情を表すのが苦手で、自分にとって都合の悪いことがあると「愛想笑い」で耐えることが多くあります。そんな性格が昔は嫌いでしたが、今では「これが自分」と愛せるようになりました。

しかし、“感情”というものは簡単には消えてくれないわけで。

辛いこと・悲しいことがあった時「我慢せずに泣いていいよ」と吐き出させてくれるのも、幸せなこと・嬉しいことがあった時「もっと喜んでいいよ」と優しく肯定してくれるのもお酒でした。

今、この瞬間もお酒を飲みながら自らの感情を認めて(したためて)います。

「感情表現」という行為が一番得意なのは赤ちゃんです。赤ちゃんは言葉を話せない代わりに、泣いたり笑ったりと表情をくるくると変えて私たち大人に一生懸命に気持ちを伝えようとしてくれます。生まれた頃、あれだけ上手だったはずの「感情表現」は大人になるにつれ、どんどん“我慢”や“忍耐”を覚え、失われてゆきます。

それでも、たまにどうしようもなく心の奥底に溜まった鬱憤を外部に放出したくなることがあります。内心ではすごく嬉しいのに、素直に喜べないことだってあります。そんな時、「感情表現の後押し」をしてくれるのがお酒です。

「いつも頑張ってるね、お疲れ様。」

「たまには肩の力落としていいんだよ」

「本当の気持ちを聞かせて」

と言ってくれているような気がするんです。

お酒の力を借りて思いっきり泣いた次の日はとてもスッキリします。感情を“えいっ!”と外に出してくれるお酒は私にとって最高の「ご褒美な贈り物」なのです。

“梨花一心”の完成により得られた3つのこと

梨花一心”の誕生によって「世の中にこんなビールがあったらいいな」という思いを具現化させることができました。

そのおかげで、得られたものが3つあります。

一つ目は、未経験でも行動することで成し遂げられるのだという“自信”。

不安がなかったかというと、そうではありません。クラウドファンディングで資金を集める時も、ビールを醸造する時も、配送するのも、イベントも全部不安だらけでした。

だけど、「自分が自分を信じてあげなくて、一体誰が自分を信じてあげるんだ。信じろ。私ならできる、絶対できる。」と不安な顔になりそうになった時は必死に鏡の前で笑顔を作りました。

いろんな人に「自信家だね」とか「どうしてそんなに自信が持てるのか」とこかれることが増えましたが、自信のない人を応援したい人なんてどこにいるでしょう。自信のないものをオススメされて買いたい人なんてどこにいるでしょう。

私は私を誇りに思いたい。

だから、自信を持てる自分になるために行動し続けます。

二つ目は、周りの人たちからの“信用”です。

「実家で育てた梨を使ってのオリジナルビールを造りたい」と思ったのは一昨年の夏。その年の冬に醸造体験をしてその想いがさらに強く、深くなりました。そして去年の1月、クラウドファンディングに挑戦することを決意したのです。

そうと決めてからはありとあらゆることをしました。ビールのイベントのお手伝いをしたり、周りの人に想いをプレゼンしたり、協力者を募ったり...。初めの頃は「新参者が夢を語っているぞ」くらいにしか思われてなかったと思います。

けれど無事クラウドファンディングを達成し、ビールを完成させたことで周りの人の見る目が変わりました。クラフトビール事業関係者から連絡を頂いたり、メディアやイベントにも呼ばれるようになりました。

“金額”と“支援者数”という数字が“信用の可視化”をしてくれたのです。

そして三つ目は、「私(僕)もビールつくりたい!というビール造りに興味を抱いてくれる“ヒト”。

先日このようなツイートを呟いたところ、たくさんの方から作りたいという声をいただきました。

無料コンサルをはじめたきっかけは、

「これからは自分のためにつくるのではなく誰かのためにつくりたい。」

「誰かの“あったらいいな”を具現化するお手伝いがしたい。」

そんなことを思ったからです。

気づいた時には行動に移していたので、キャッシュフローのタイミングとか私が得られるリターンとかは考えていませんがそれは追々考えていけたらいいなと思っています。

オリジナルビール造りの無料コンサルはライングループでクローズドに行なっています。既に30名の人が所属していて各々に、

名前 (ニックネーム可)
職業 ・学校名
作りたいビールビールを通してやりたいこと
SNSアカウント

をnoteに書いて頂きコメント欄で会話形式に個別アドバイスしています。また、気ままにビールに関する知識や実際の体験談で学んだことを配信しています。アウトプットすることで自分の頭の中も整理できるのでとても良いです。

現在は募集を一旦停止していますが、軌道に乗ってきたら追加募集もして行きたいと思っています。もし気になる方はツイッターのDMかメールください。

お問い合わせはこちら beerfruits.0817@gmail.com


梨花一心の“これから”

今月、無事“梨花一心”をクラファン支援者に贈り届けることができました。届いた方々からの口コミもSNSを通して頂けてとても感謝しています。

クラウドファンディングで送ったビールの本数は全部で363本。合計600本を醸造したので残りは237本となりました。

そのうち2ケース(48本)はホリエモン万博に、1ケース(24本)はリバ邸に、1ケースはアオイエに、1ケースはwinkに計120本を協賛することに決めました。

ECサイトでの一般販売、酒屋さんやレストランで取り扱ってもらうなども考えたのですがやれることが多すぎてどれに絞ったらいいかわからなくなってしまいました。初心に戻ろうと思い“梨花一心”のコンセプトを思い返すと、そこには「応援してくれた大切な人たちの笑顔」があったのです。

私が“梨花一心”を届けたい人たちはすぐ側にいたのです。

梨花一心は“ご褒美な贈り物”である」

“贈り物経済”を循環させたい」

そう言っている自分自身がまずは第一顧客として周りの人々に贈らなくて誰が“梨花一心”を人に贈りたいと思うのでしょう。まずは自分から“与える”。それを学んだからこそフリーランスとしてここまでやってこれたのです。

残りの100本は個別で「購入したい」と言ってくださった方への販売と、ワインワークス南青山店にて2月より開始する“梨花一心オリジナルペアリングメニュー”での出品、そしてその他イベントへの協賛に回そうと思っています。

一文吝みの百知らず

という諺があります。

目先のわずかな出費を惜しんで、後で大損をする愚に気づかぬたとえ。目先の損得だけを考えずに、将来の利益を考えて金を使うことを知らなければならないという意味です。

私にとってこれだけのビールを配るというのは、現状の収益を考えると損でしかありません。(一本の原価は600~700円くらいです。)けれどもこの選択が次の挑戦を後押ししてくれる糧になると信じています。

もし、イベントに協賛して欲しいという方がいたら ツイッターのDM、または下記メールアドレスにてご連絡お待ちしています^^

beerfruits.0817@gmail.com

ゆるみな。

いただいたお金は全て息子に捧げます