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文字を読むのが苦手な話。

ASDによる視覚過敏だったということに気づき、遮光眼鏡を使い始めて気づいたことなどをシェアしようかと思います。

まず最初、レンズ選びは眼科で行ったのですが、そのカラーパターンの多さに困りました。

東海光学 商品ラインナップ

ずらずらっと50種類近いライナップがあり、これをぱっと見て「これだ!」なんてわかるわけありません。
取り敢えず眼科で勧められるがままベタなパターンというか、入門用のような説明を受けた「CPP400 NA」で眼鏡を作りました。

(正直眼科でも全パターンを取り揃えていない場合もあったり、全パターン揃えてあってもそれらを全部試すとなると、とてつもない時間をかけて試さなくてはならなくなるわけで・・まぁ入門色というのは "万人受け" 的なカラーなんだと思います。さらにこれは仕方がないかな・・という面なのですが、価格が普通のレンズの倍くらいします。ええ、レンズの厚みや特性によってかなり振り幅がありますが、安いグレードの物でも普通の近視レンズの倍くらいです。ゆえに "気楽にいくつものバリエーションを作って試す" なんてことは経済的に厳しい商品。やはり価格と性能は比例する)

どれを選んでも眩しさをカットする性能はあるため眩しさに対する問題はかなり抑えが効いたのですが、私にはまだ苦手とする "文字が滲んで見える" という問題が残っていました。

どうやら「ディスレクシア」と呼ばれる学習障害の症状のようであり、たぶん見え方も千差万別なのだろうと推察。ディスレクシアで画像検索を行うと、様々な文字の見え方パターンがあり、ディスレクシアの特性があれば「あ、こんな見え方っぽいわ」というものが見つかるかもしれませんね。

(実はここでテキストを打ってるときも文字が微妙に見えにくくて困っています。せめてダークテーマとかあったら正直助かるなぁ・・。)

病院では「LD(学習障害)ではそんなに困っていない」なんて言ってしまいましたが、1番影響の強かった "聴覚過敏" が "dBud" によって緩和され、遮光眼鏡で眼球の奥がグリグリやられるような痛みが緩和されてゆくにつれ、その下位にあった問題に気がつくようになってしまった・・?

いや、以前から「なんか文字が滲むわ」とか、"音楽" と "楽器" のような似た文字を混同したり、読み間違えたり。文章の同じ行を読んだりすっ飛ばしたり・・。
("ディスレクシア" も "ディスクレシア" と読み間違えました(笑)

「あー、そういやそういうのあったなー」くらいの感じでしたかね。
何せ聴覚過敏は音がある限り、視覚過敏は光がある限り苦痛になりますが、「読み難い」は文字と接していないと問題が起こらないので、音や光より避けやすい。
避けやすくはありますが、社会生活を送る上で文字はそこかしこに登場してきます。
しかもこの白地に黒文字のパターンが多い。

「んー、困った。」

色々と調べるうちに見つかったのが "魔法の定規" という商品でした。
様々な色のパターンで着色した定規や下敷きみたいなもの。
その商品ページ内にあったカラーサンプル。

魔法の定規専門店
字を読むと疲れやすい方に 紙全体をカバーする ページオーバーレイバラ売り

このページの下のほうに色見本がありまして、これの中から1番文字が見やすいものをテキストエディタの背景色にしたものが見出しの画像というわけ。

(色の選び方も "簡単アセスメント方法" のページを参考に)

私の場合、このパープル以外ではグレーとピンクが読みやすくなりましたね。
でも不思議と内容が頭に入って来やすい感じがしたのがパープルでした。
他の色だと文字が薄く見えたり、色が刺さってくるようなチラつきを感じたりと、カラーパターンでずいぶんと変わるものです。

で、最初に話した遮光眼鏡のカラーに繋がるのですが、今度はリーディンググラス(いわゆる老眼鏡)を作る際にパープル系のレンズを使ってみようかと考えているところです。

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