すごくどうでもいい事なんだけれども、どうやら青い食器が好きらしい…と最近気がついた。

手持ちの食器の中でも特に贔屓にしているものが、青い。

例えば、これ。実家にいた10代の頃から色味が気に入っていて、家を出ても結婚してからもずっと手元にあるお気に入りのカップだ。

ちなみに何十年も使った今になって、ふと「どこで買ったものなんだろう？」との疑問が湧いて。昨日の昼に底を見て書いてあった銘を検索してみたら、有田焼だった。何かの景品だったりして…なんて思ったのに、意外とちゃんとしたカップだったらしい。

それから、このお皿。

今年、沖縄の久高島に行った。その帰り道に寄った斎場御嶽で、道の途中にこぢんまりとした工房アマムという雑貨屋があって。その店の前にいくつかの食器や雑貨が並べられていた中で、パッと目を惹かれたのがこれだ。

旅先で割れ物なんて買って大丈夫かな…と一瞬思ったけれど、こういうものは出会った時に買わなければ二度と手に入らない。沖縄の海のような美しい青色に、銀河の煌めく夜空のようでもある模様は心をくすぐった。

ほら、色は海だけど…模様は沖縄で撮った星空写真とちょっとだけ似てる。

帰ってきて、ネットで調べてから知ったのだけれども。これは「ocean blue」と名付けられ、沖縄の美ら海をイメージして作られた玉城焼のお皿らしい。

色がハッキリしているぶん、合わせにくいかも…と思った割には。意外と何を載せてもいけて、ますます気に入っている。

最後は、これ。絶妙なブルーグレーがとても心をそそる、イイホシユミコのwith4シリーズの大皿。

普段使いのお皿に6000円以上…？と、特に食器にこだわる方でもないのでちょっぴり迷ったのだけれど。"好き"という感情には抗いがたいパワーがあるもので、気がついたら別シリーズのお皿も合わせて買っていた。

上の写真みたいにお菓子を載せたり、こちらのようにスープ皿として使ったりもできるけれど…

日常で、どどんと料理を盛りたい時に使うことが1番多い。炒め物だったり、炊き込みご飯の和風あんかけオムライスだったり。大切にしまっておくなんてことはせず、ガンガン使い倒している。

一緒に買った別シリーズのお皿のうち3つも、そういえば色味の違うブルーグレー系だ。

1つ1つを買う時は特に意識はしていなかったけれど、どうやら本当に青が好きらしい…。

自分の事なのに気づいていない、そういう傾向をある日突然発見するとなんだか不思議な気持ちになる。「世紀の大発見！」とまでは言わないけれど…自分の知らない自分がすぐそこに、っていうのは何とも意外な気分になれるので。

「あれ？自分はどうだろうな？」と思ったら、どうぞ食器棚を開けて確かめてみてくださいな。

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＜余談＞
ふと思ったけど。これ友達に話したら「ああ、落ち着きが足りないから求めてるんじゃない？」とか言われそう…。（色彩心理学的には青色は、興奮を沈めて感情を落ち着かせる効果があるそうですよ！）

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