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魂がリフレッシュするとき

自分のことを、優柔不断でわりに腰の重いタイプだと認識しているのだけれど。時々「本当にそうなのか…?」と自分でもびっくりするくらい、スピード感に満ち溢れていることもある。

例えば、それは昨日のこと。

雨で撮影の予定が延期になったので、なんとなくスマホを眺めていたら。しばらく前にテレビで見かけた明石の玉子焼きのお店について検索したタブが、そのままになっているのが目に入った。

「ああ。ふらっと明石焼き食べに行って、ついでに京都まで足を延ばしたいなぁ…って思ったんだっけ」と、思い出して。試しに予算を出してみようかとホテル検索をかけてみたら、日程によっては考えていたよりずっと安い。

「え!楽天でならポイントがわりと貯まってるしクーポンもあるから、駅近でバストイレ付きでセミダブルベッドのシングルルームが2000円くらいになっちゃうんだ…」とか思いながら夢中になってあれこれチェックしていたら。気がついたらホテルの予約は完了していたし、移動手段の確認やその手配まで午前中に全てが終了していた。

もちろん駅から行ける範囲の明石焼きのお店は既にチェック済だ。


ちょっと「こういう旅もいいなぁ」と妄想するだけのつもりだったのに、どうしてこうなった??と、自分でもわりとびっくりしている。

もしかしたら、無意識にひとり旅という息抜きを欲してたのかもしれない。去年は立てた旅行の予定はことごとくキャンセルになり、その後は子犬を迎えててんやわんやだったのでこの1年はどこにも遠出していない。最後にしたひとり旅は2年前の久高島だ。

元々がおうち大好き人間で引きこもることに何の苦も感じないタイプなので、出かけるのはほぼ仕事や用事がある時のみ。そんな日々からちょっと離れて自由を満喫したい気分が、自分でも気づけないような部分でひっそりと高まっていたのかもしれない。

日常から離れて知らない土地で、あてもなく気の向くままふらふらするというのはなぜだか心が回復する。自分を生きている、と感じられるからだろうか。

何をするにも自分の心ひとつ、というのは得難い経験だ。体験を共有できる誰かと一緒に出る旅も楽しいけれど…ひとり旅には楽しさとはまた違う、魂をリフレッシュできるような感覚がある。


というわけで、来週はじゃぶじゃぶと魂のお洗濯に行ってきます。明石焼きを食べることと。ここ1年くらいなぜだか無性に行きたかった京都に行くこと以外は特に何も決めていない、自由な旅。

楽しい旅に、なるといいな。


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写真はどれも、2年前に行った沖縄で撮影したもの。
久高島に3泊して斎場御嶽を回ってのひとり旅、マガジンにまとめてます。


広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ!

ユルリラム
http://yururelam.web.fc2.com/

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