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縁切り神社の即効パワー ~たびたび旅に出たい、京都編~

この週明けに行ってきた思いつきぶらり旅、一泊二日の短い時間ではあったけれど…それなりに色々な体験ができた。

その中でも特に印象に残ったのが縁切り神社こと、安井金比羅宮だ。

これまですぐ側を通ったことはあったけれど、"縁切り"という言葉になんとなく負のイメージがあって。ここに立ち寄ろうなんて考えたこともなかった。それがなぜ、京都に着いてからまっすぐにここに向かったのかというと…自分の体調不良や体力の無さに心底うんざりして「もうすっぱりきっぱり縁を切りたい!!」と叫びたくなったからだった。

旅に出る数日前から風邪という程でもないけれど、なんとなくだるい日が続いて。胃腸の調子もイマイチ、滅多にできない口内炎もできていた。それでもまぁ元気は元気だし、と出てきたのはいいけれど。睡眠不足気味のせいか、ふらふらと身体に力が入らないような感覚がある。

こういうのは普段なら、食事を摂れば良くなることも多いのだけれど…

今回に限って、そうでもない。むしろお昼ごはんに食べた明石焼きの1人前15個という量に圧倒されて、お腹いっぱい過ぎて苦しい…がさらに上乗せされてしまった。

まぁ明石から京都への移動は座っていれば到着するし、その間に回復するか…と思ったのに。

京都駅についてもまだふらふらは治まらない。それどころか、人の多さでさらにぐったりした気分になる。もうこのままホテルに行ってしまいたいけれど、チェックイン可能時刻にはまだまだ時間があって。かといってカフェに入るのに移動したり並んだりする元気もないし、しんどいので食べたり飲んだりも今はしたくない。どうするか…となった時にパッと閃いた。

そうだ、縁切りしよう!

縁とは何も人の縁だけを言うのではない、あらゆるものとの因縁のことだ。そして安井金毘羅宮はどんな縁も断ち切ってくださるすごい神社だと聞く。ただ…そのぶん、怖い噂も目にはしていたのだけれど。この時はそれよりも「もういやだ、この体調の悪さとは縁切りしたい!体力の無いのも胃が弱いのも病弱なのもスッパリやめたい!」という、心の叫びの方が勝った。

そういう理由で、京都について真っ先に向かったのが縁切り神社として名高い安井金比羅宮だったのだ。

ここでもう、マジでマジなマジのガチなお願いをした。

かつて霊感漫画家さんが描かれている「スピ散歩」を読んだ時に、夫を病との縁切りに連れて行くといいかも…とスマホにメモっておいた"縁切りの術に特化した作法"を引っ張り出して。

北門から入って各お社にご加護を願うご挨拶をして。通常のお参り方法とは異なるけれど、碑の裏で願い事を唱えて形代を貼ってから出てくる。そしてまた各お社に逆から御礼参りをして北門から出てくる。

というのを、それはもう本気で真剣にやってみたところ…

神社に来るまでは、この後はもうしんどいからタクシーでホテルに移動していったん休憩しようと思っていたのに。気づけば、そんなに体調は悪くない。昼前から続いていたふらふらした感覚は完全に抜けているし、胃の不調な感じも消えている。

あれ?これなら近くの八坂神社まで歩いて、数年前の御礼参りする元気ありそう…とてくてく歩いてみると。どうやら体力も全快までとはいかなくても、5割程度は回復している感覚がある。

「え、もう効いたん!?」と正直びっくりした。

たしかに真剣に本気でお参りはしたけれど…気休めに、という意識も大きかったのだ。それが、これはなんだ。気がついたら不調が大幅に軽減しているとか、びっくりもするよ!!

という訳で、そのまま八坂神社へ行って。

数年前の御礼を述べさせていただいた。

その時も同じように体調を崩していて、ずっと胃の調子が悪く。「せっかく京都に来たんだからせめて美味しいものが食べたいんです!この後のお昼ごはん、食べられるようにしてください…!」と立ち寄ったここでお願いしていたのだ。

で、そのまますっかり忘れていたけれど…たしかにそのすぐ後にしたランチでは、ひさしぶりにまともな食事ができたことを今回の旅の前に思い出して。御礼参りをせねば、と気にかかっていた。

昔から氏神様でお賽銭3桁レベルの本気度の高いお願い事をした時は、いずれも叶えていただいているので。わりと信心深いのだ。
(「沖縄行くのに台風2つ来てて困ってます、何とかしてください!(叶った)」や「次は時給も良くて人間関係も良くて仕事内容が楽な会社に入りたいです!(直後にみつけた職場がまさにそれ)」)


で、八坂神社でも御礼ついでに健康をお願いして神社を出ると…

ますます身体が軽い、ような気がする。
「よし、せっかくだしちょっとふらふらして帰ろうっと!」とホテルへ行くのをまた少し遅らせたくらいには調子が良くなっている。

そうやって街歩きをしていたら、無くなっていた食欲まで回復してきて。甘くて冷たいものが食べたくなってきたので、夕方の少し遅い時間でも開いている「ぎをん小森」へ。

時刻は既に18時前。食べるならば夕食が正しい…というのはわかっていた、大人だから。わかってはいたけれど…

「食べたい時に食べたいものを食べる、それに勝る幸せなし」「今は冷たくて甘いものと抹茶味!」と心が訴えるので、素直にわらび餅パフェを美味しくいただいた。


いやもう、本当に良かった。

京都駅に着いた時には「このぶんだと今日は観光は諦めんといけんかもしれん…」とまで思っていたのに、予想以上に動けるようになって。ありがたいしか言葉が出てこない。「こんなに縁切りに効果があるんなら、脂肪との縁切りも書いておくべきだったんじゃない!?」と後から悔しがったくらいに効いた。

昔から、旅に出るとバテて夕食前にいったんホテルで寝込む…という経験を頻繁にしているので。もうホテルで休もうか、と考えるレベルからの休憩無しの復調は本当に驚きだったのだ。(気のせいや思い込みだけで体力が回復してくれるなら、これまで旅先で吐くことも点滴を打つことも救急車に乗ることもなかったろう…)

まさか、ここまで霊験あらたかな神社だったとは…
安井金比羅宮の縁切りパワー、おそるべし。。。



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広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ!

ユルリラム
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