「霊感はうつる」という俗説がある。

霊感ならぬ零感の自分としては、ふーんと聞き流していた内容だったのだけれど…今では半分くらいは本当かもしれないと思っている。

実際、似たようなことを体験したからだ。

とはいえ、幽霊を見たとかそういう類ではない。知り合いに「見えない世界」のことを仕事にしている人がいて、彼女の側にいると「すこし不思議」が日常に侵食してくるのだ。

たとえば、自分は長らく「パワーストーンなんて、綺麗な石ころを高く売りたいが為の販売側が作り上げた付加価値」くらいに思っていたのだけれど…彼女と出会って認識が変わった。

なぜなら、この身で感じたからだ。

彼女が石を手に持ち、こちらに向けてくるくると回すだけで。触れてもいないのに、何やら身体の外側で何かが動いているような感覚がある。石を変えると、その感覚も変わる。ふわっとしていたり、ビシッとしていたり、それぞれに個性がある。

初めてやってもらった時は、「えっ、石にエネルギーがって…ほんとの話だった！？」とびっくりして。元々鉱物としての石を眺めるのは好きだったのもあって、その後はしばらく石集めやそれを使ってのアクセサリー作りにハマった。

すこし話が逸れたけれど、この彼女の側にいると普段より少しだけ「気」のようなものを感じやすくなる。

彼女の側で石や石アクセに触れると、それぞれ違った種類のエネルギーを持っていることが体感でわかる。また彼女のセッションを受けている最中は、身体の内外のエネルギーの動きが体感としてわかる。「ここに流している」という説明を受ける前に、既に自分の身体で感じている…そういったことが何度もあった。

というわけで、「霊感はうつる」というのは本当かもしれないと思ったのだ。

半分くらい、というのは実際にはうつらないからだ。彼女の側にいる時やその後半日くらいで、またいつものように感じにくくなってしまう。だから影響は受けているけれど、うつってはいないのだろう。

ただ彼女といると、「すこし不思議」がとても当たり前のことのように感じられて。日常が普段よりもちょっとだけ広がって見えるような気持ちになる。この感覚が、これ以上の感覚が普通という人もいるんだなというのが自然と信じられる。

だから今は、「目に見えないものもあるのだ」と素直に思う。

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広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ！

ユルリラム
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