夢の世界の深層心理

母が亡くなる前までの数年間。
数は多くはないけれど、母の出てくる夢はいつも同じパターンだった。

夢の中の自分はいつも母に対して現実ではありえない程に怒り狂っていたり、
自分を認めさせようと必死になっている。

夢の中の母は大抵、実際の母の姿ではなく"ひどい親"の姿をしていた。

母親がネグレクト状態で自分が遊ぶことしか考えてなくて。中学生の自分はプライドもあってそれを先生に隠そうとしてたけど、ばれてしまって泣きつく夢を見た。
弟ばかり贔屓する母に自分を見て欲しくて、あれやこれやするも。どうしても自分の言い分は聞いてもらえなくて、理解してもらえなくて。夢の中でぶち切れていた。

こんな感じで…実際の母がそうだったという訳ではないのに。
小さな頃の自分が感じた些細な想いが何倍にも増幅されたような…そんな課題のような夢ばかり、見ていた。

* * *

それが、母が亡くなった日から一切そういう夢を見なくなった。

亡くなった日の朝には、祖母と一緒に駅でバスを待っている母の夢を見て。
引っ越しの前日には、引越祝いを持ってくる母の夢を見た。

それ以外では、まさに願望のような…

死んだはずの母がそこにいて、あちこちに触れて肉体が在ることを確かめるような夢や。「こっちに戻ってこれることになったから」と母が笑って話す夢。現実にはなかった親孝行をする夢。

最近ではもっと早く病気に気づいて家族で支える夢、穏やかに母を看取る時間を持てる夢…そんなものばかりで。

以前の夢にはあれ程あった、怒りや認めて欲しかった気持ちは何処に行ってしまったんだろう?「生きていて欲しかった」とか「もっと何かしてあげたかった」って想いの方が、それに勝ってるってことなんだろうか?

夢とは自分の意思ではコントロールできないものだからこそ。
この如実な変化に、何とも不思議な気持ちになっている。


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