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リプレイを今すぐリプレイしたい

羽生くんのRE-PRAY、ライビュで鑑賞してきたけどヤバかった…画面越しなのに魂抜けた…全ての記憶が飛んでしまう前に取り急ぎ初見の感想をメモしておく。

リプレイ前半・リプレイ後半・終演後のアンコールの3部構成という印象。

前半は初回プレイの闇堕ち編。椎名林檎さんの「鶏と蛇と豚」で流れる般若心経と共に現れた時の、魔王みたいな衣装が最高すぎた。周囲を犠牲にして得た自由や満たされる欲望、魔王結弦の誕生編…といった雰囲気で。出てくるドット絵キャラが着てるのが、過去衣装なのがかわいい。大ボスに各キャラで挑むも次々と倒れ、最後の知らない衣装のキャラが選択されて。それに伴い羽生くんがその衣装で現れる…という演出好き!

そこから最終決戦へ…と思いきや、ここでの演出は実は6練からという。いつもの胸元の十字で気がついて見守っていたけれど、この時の迫力がなかなかに凄くて…ツアーだし無いとは思うけど、4A跳ぶのではと一瞬頭を過ったくらいに気迫があった。そしてぷーさんの元へいったん立ち寄ってから、最終決戦でもある新プロの披露へ。勇ましいプロ!
そして無事に大ボスを倒してクリア!と思いきや、「セーブデータが壊れています」とゲーマーには絶望的なナレーションが流れて前半は終了。思わずドラクエの冒険の書が消えた時のことが頭を過った…。

そして続く後半、ここからがリプレイ。そしてここからが羽生くん天才だなと思わされたターン。ゲームのリプレイなので同じような冒頭から入っていき、前半でも滑った「いつか終わる夢」を「いつか終わる夢:RE」という形で再演するんだけど…まったく同じ演技はやらないはずだから、今度はどんな風に演じるんだろうとまずこの時点でワクワクするし。前半とは違うアレンジ、色の違う衣装、趣の異なる演技と演出…重ねられた小さな違いが、同じプログラムでも前半のそれと後半のこれは違うのだと伝えてくる。もうこの時点で「羽生結弦大天才だな!!」と思ったよね。

そして続くプログラムは天と地のレクイエム。大好きなプロだし、このテーマならどこかで滑らないかな…と前半にチラッと思ってたのでめちゃくちゃ嬉しいのと共に。絶望からの再生という、このリプレイでされていた話の流れにぴったりと当てはまっていて。「過去のプログラムを異なる文脈で演じることで、別の意味合いを持たせる」という、たしかGIFTで語られていたことを思い出して。たしかにこれはGIFTに連なるアイスストーリーなんだ、という思いや。今回のショータイトルのリプレイには、その意味もあるのかな…という考えが過って。ここでもう、2回目の「羽生結弦大天才だな!!」という気持ちで胸がいっぱいになる。

そしてこの後もファンならよく知る「あの夏へ…」「春よ来い」と、前半とはまったく印象の異なるピアノ曲での演技が続いて。これはゲームに疎くて前半ちょっとよくわからなかったな、という人でも楽しめる構成になってるんだなと感心する。また前半を踏まえてのこの後半という理解しやすい対比が、難解な雰囲気を緩和しているようにも感じた。

後半を見終わって思ったのは、見事なリプレイだったな…ということで。前半のやり直しのリプレイとして、またプログラムを異なる文脈で用いて新たな意味を与えるという再演という意味でのリプレイとして、GIFTに続く再びの祈りというリプレイとして。ショータイトルが見事に回収されていて、とにかく感想が「羽生結弦大天才だな!!」しか出てこない。

話は逸れるけど忘れる前にここでひとつ、後半で好きだなと思った台詞を。「暗すぎて、神様からも観測されない」そういう人の領分としての自由があってもいいかもしれないな、と。自分の思考にはない形の自由が印象的だった。

さて、既に最高オブ最高と思っていたリプレイだったんだけれども…終演後のエンドロールがまた良かった。前半のめっちゃいいな!と思った悪堕ち衣装で滑る羽生くんを改めて眺めることができ、そこにゲームらしいエフェクトがついて。流れる音楽は、たぶんこれ羽生くんの好きなエストポリス伝記2のやつなのでは…と思ったら。やっぱりそうだったらしい。ゲームがテーマだったショーらしいエンドロールだし、エストポリス伝記2をやっていなくとも。ゲーマーならどこか懐かしく感じてしまったんじゃないかな。遊び心溢れる、素敵なエンドロールだった!

しかし、ここでまたさらに最高が更新されるという恐るべし羽生結弦。アンコールが!めちゃくちゃ良かった!!「せっかく声出せるようになったんで、レミエンで皆さん楽しんでください」と羽生くんからコール&レスポンスの説明までしてくれて。レミエン大好き勢としては、今すぐ現地行きたあああああ!!と映画館で見てることが心底悔しくなったし。とっても楽しそうに滑る羽生くんに、幸せな気持ちになれて。「レミエンの羽生くんじゃなくて、羽生くんのレミエンだ!!」というものが見られた喜び。レミエンを演技してるのではなく、羽生くんがレミエンを楽しそうに滑ってるのがアンコールだからこそと感じられてとても良かった。

さらに続くはSEIMEIのステップ、そしてロンカプの音楽に合わせたMADムービーを見ていたら…リンクに衣装を着た羽生くんが!なんとロンカプステップまで披露してくれて。そして最後の締めに流れるのはちょうど1年前のあの日と同じ、「私は最強」で。現地でプロローグ初演を見てたことを思い出して、胸がいっぱいに…。

もう後半からの畳み掛けがすごくて、魂持って行かれてよろよろになって帰ってきて…忘れる前に、と感想メモをお酒片手に一気に書き上げたところが今。いやもう最高だった…佐賀のチケット絶対ください…と最後に書き添えておく。これは、現地で見たいよ!!羽生結弦のビッグラブが詰まったアンコールと共に!!

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