サイクルロードレース観戦歴5か月🔰のアラサーOLゆるりです。この記事では、私がサイクルロードレース観戦にハマったきっかけについてお話しします。

サイクルロードレースを観戦するきっかけ

私がサイクルロードレースを観戦したきっかけは、ズバリ「東京五輪2020の自転車男子個人ロードレース」です。

それまで、私は人生で一度もサイクルロードレースを観たことがありませんでした。ただ、自転車と無縁の人生だったかというとそういうわけでもなく、学生時代にはサイクリングサークルに所属していて、ゆる〜くサイクリングと親しんでいました。そういった経緯もあり、関東地方のサイクリングスポットについては多少の知識(？)がありました。
たまたまネットのニュースで東京五輪のコースを見て、「もしかして漕いだことがある懐かしい道がテレビに出るかも」と思い、興味本位で東京五輪のロードレースを観てみることにしました。

初めてのサイクルロードレース観戦

2021年7月24日、東京五輪2020の自転車男子個人ロードレースが開催されました。私は「どうやらスロベニアのポガチャルという選手が強いらしい」、「日本からはアラシロとマスダという選手が出るらしい」という最低限の情報をチェックして、レースを観戦し始めました。

サイクルロードレースの第一印象は、「試合中なのになんだか選手がのほほんとしてる〜！(アクチュアルスタートを知らない人間のコメント)」でした(笑)

私はアクチュアルスタートの存在さえも知らないド初心者でしたので、英語実況しかないネットのレース配信だけでは展開が掴めませんでした。
そのため、Twitterで「#自転車ロード」と検索しまくってベテラン観戦者(？)のツイートから状況を掴もうと必死でしたが、途中からは「辻啓さん(J SPORTSではお馴染みですね)という方がインスタライブで解説してくれている」という貴重な情報を得て、それを聞きながらレースを観ることにしました。

サイクルロードレースはチームスポーツ

私はサイクルロードレースに対して、「陸上の100mのような競技」というイメージを抱いていました。つまり、「各々の選手が常に全力を出して、速く漕ぎ切ることを目的とした個人競技」だと思っていたのです。

ただ、辻啓さんの解説を聞きながらレースを見ていくうちに、「サイクルロードレースはチームスポーツである」ということに気づき始めました。「チームのエースを勝たせるためにエース以外の選手が走っている」ということを知った時は、衝撃的でした。

このレースで私が一番驚いたのは、途中まで集団の先頭を走っていたベルギー人の選手の動きでした。私は「この選手がずっと先頭にいるし、このまま優勝するのかな〜」と思っていたのですが、いつの間にかそのベルギー人選手の姿は見えなくなり、気づけば途中棄権してしまっていました。「途中までは調子がよかったけど、バテてしまったパターンかな」と思っていたのですが、そのベルギー人選手の役割が「エースの体力消耗を防ぐために、エースの前を走ること」「(ベルギーが前回優勝国のため)レースをコントロールすること」だと知った時は、なんだかもう胸がいっぱいになりました。

「このベルギー人選手は、最初から自分の勝利のために走っていたわけではなかったのだな…」と。

（サイクルロードレースを観るようになってしばらく経ったときに、この「ベルギー人選手」が前回の五輪覇者のファンアーベルマートだと知り、さらに衝撃が走りました(笑)）

私はこのレースを観て、エース以外の選手が抱く「うちのエースを勝たせるために走る」という気持ちの美しさに感動しました！もちろん、エースが抱く「エースである自分を支えてくれるチームメイトのために走る」という気持ちもとっても素敵だと思います。私自身が元々縁の下の力持ちが好きということもあり、サイクルロードレースの「アシスト」という役割に魅了されたのだと思います。

おわりに

上記は私が感じたサイクルロードレースの魅力の一部であり、実際にはこのほかにもたくさんの魅力を発見しました！「東京五輪2020の自転車男子個人ロードレース」は、私が初めて観戦したサイクルロードレースであり、とても印象に残っているレースでもあります。長くなってしまうため、このレースの詳細な感想については、別の記事で綴っていこうと思います。

「東京五輪2020の自転車男子個人ロードレース」の観戦をきっかけに、サイクルロードレースの面白さに目覚め、次の日の女子個人ロードレースも観戦しました(笑)東京五輪閉幕後には、サイクルロードレースに引きずり込まれるようにJ SPORTSのサイクルスポーツパックを契約し(宣伝ではありません笑)、少し遅れて2021年のツール・ド・フランスを観戦し始めたのでした。

以上、アラサーOLがサイクルロードレース観戦にハマったきっかけでした。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう～！

2021/11/24　ゆるり