「ゆるゆる茶～RIKI・春～」の材料五つ目は「ウコン」です。

🌿ウコン
気滞・瘀血の方におすすめ
寒性／辛・苦／帰経は心肺肝胆

漢字では「鬱金」、別名はターメリックと呼ばれ、カレーの原料として欠かせないスパイスです。医薬品や、たくあんなどの食品の着色料としても使われています。最近ではインド、中国、台湾などから年間約3000トン以上も輸入されているそうです！

ウコンというと、一般的には「秋ウコン」のことを指します。
初秋に白い花を咲かせる秋ウコンは、クルクミンという成分を豊富に含みます。
クルクミンはポリフェノールの一種で、肝機能を向上させる効果が期待できると言われます。また、クルクミンは、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解速度を促進させてくれるとも言われます！
ウコンの二日酔いドリンクは有名ですね～。

薬膳では、気血を巡らせ整える作用があるとされ、月経時などの痛みや、イライラにも◎
また、胆汁の分泌を促進し消化を助けるなど、健胃作用があるとされます。

日本では古くからクルクミンが鮮やかな黄色の色素をもつことから布や紙を染めるのに使用されていました。
インドの僧侶が着ている袈裟は、昔からウコンで染められた布が使われきたそうです✨（現在は化学染料がメインに使われているようです！）
ウコンは「不浄なものを寄せ付けない力がある」と言われていたそうで、実際に防虫効果があるので、染料としても適していたのですね✨

お茶として使う場合は、独特の風味があるので、少量からお試しください🍵✨いくつかの材料を使ってブレンドし、ウコンを少量足すと、味に深みを持たせてくれ、ホッとできる味わいになります。
シナモン、生姜、カルダモンなどと一緒にチャイにするのもおすすめです！