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1.5万円で買えるレバーレス、FIGHTBOX F1(J800)がまあまあ良かったので今更レビュー

もはや一年前の記事なので改めて紹介

以前書いた記事で紹介した激安レバーレスコントローラー FIGHTBOX J800(メーカー公称でF1という型番だったので以下F1と記載)。スト5で1ヶ月くらい使用した後、格ゲーすら全然やってなかったので放置してたのだけど、スト6で使用を再開、また前の記事を読んで問い合わせてきてくれた人が居たのでレビュー載っけておこうと思う。結論から言うと、無改造でも「普通に使える」コントローラーであり、予想どおり改造も容易だった。

改めて紹介すると、F1はFIGHTBOXというブランドが発売している1万円台前半で購入できるレバーレスコントローラー。HITBOX、SNACKBOXといった3万円オーバーの商品が目立つレバーレス界隈で1万円前半なのはなかなか魅力的だと思われるし、前回記事から一年経った現在でも十分安い。また選定理由にも挙げてたが、見込み通り改造ベースとしても優秀だったので基盤交換などがっつり改造を(込みで末永く使いたいと)考えている人にはF1をおすすめしたいと思う。

F1。HITBOXに喧嘩売ってる天板のやつしか2023年6月時点売ってないっぽい

普通に使うなら、普通に使えるレバーレス

具体的にレビューしていこう。
ボタンは三和のOBSF-24/30が使用されている。かなりクリック感があり、音もカチカチと少し耳障りに感じるが、レバーをがちゃがちゃすることに比べれば静かだと思う。
おそらく不満がでるとしたらこのボタンだろうと思うが、逆に言うとそれ以外にはあまり不満はない。繰り返しになるが改造は容易なので、他のはめ込み式ボタンを買ってくれば交換も簡単に行える。端子はみんな大好きファストン端子。

天板はアクリル板が2枚重ねになっており、間に紙程度なら挟めるようになっている。なにかイラストを印刷して挟めば自分好みの見た目にすることも可能だった。おそらくメーカーページのCUSTOMIZATIONのページで載っかっているのもなにか挟んでるだけだろう。版権大丈夫か?
ケーブルはコントローラ側がUSB-B端子。筆者が買ったものはPC側が通常のUSB-Aになっている1.5m前後のケーブルが付属していた。

改造するなら、とても都合良いレバーレス

買ったあとに気づいたのだが、FIGHTBOX公式がYouTubeをやっており、天板の開け方を公開していた。

底のゴム足を外すと出てくる穴から棒なりを差し込み、天板側のピンを押し出すと天板が外れる仕組みになっている。なお真ん中のピンを押し込むのに端子部が邪魔になるので、USB-B端子部のネジも外す必要がある。
基盤格納部はかなりスペースに余裕があるため、今後交換する先の基盤やボタンが大型化しようとも対応することができるだろう。さらに先述の通り天板がアクリル板のため、市販のアクリル板用ドリルで穴を開ければボタンの増設も比較的容易だろうと考えられる。改造前提に考えるとやはり都合が良い。

改造込みで考えないなら、選ぶ必要はないレバーレス

ちなみにこれから購入する人にはほぼ影響しないと思うが、基盤の型番には注意してほしい。古い型(RAC-C500)という赤い基盤の場合、上下入力時にニュートラルになるという現行のCPTルールに適応できない。これに運悪く当たってしまった場合はメーカー側が対応基盤への交換を受け付けているようだ(10ドルの費用はかかるが)。コネクタの差し替えくらいで対応可能…らしい。

旧型基盤RAC-C500。背景のせいかエンカウントしたみたいに見える
https://amzn.asia/d/7LlxJ5n より

ようだらしいと微妙な書きっぷりは、問い合わせるのが面倒&基盤到着を待つのが面倒だったので、筆者は手持ちのRaspberryPi Pico(GP2040-CE)へ自分で換装してしまった。
そんなにすぐに基盤交換の改造をするつもりはなかったのだが、結果的に改造が容易なことを選定条件を入れておいてよかったとも言える。

ちなみに前回記事改造を想定しない場合欲しかったと書いたB1は記事を公開した少しあとに「格ゲーマーささき」が取り上げてめっちゃバズっていた。改造するにしても、ボタン交換くらい、安く手に入れてさらっと使いたい方にはやはりB1(ささきさんが言うところのTruBoost)がおすすめできるようだ。

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