見出し画像

少女歌劇レヴュースタァライト The Live#4 Climax 初演から走馬灯が駆け巡った感想

自分はこんなにスタァライトが好きなんだと
自覚すると同時に涙が流れていた

 The Live#1から約6年の中でアニメを経てコロナを乗り越え、一つの物語が区切りを迎えた。これだけ作品が拡大したがBrilliant Hallで見たキラメキはあの日AiiA 2.5 Theatreで見たモノ以上に脳裏に焼き付いている。備忘録として今回も感想を残すことにする。

ミュージカルパート

 スタァライトの礎を作った#1、アニメ-劇場版と相互作用し広がりを作った#2と3、そして広げた風呂敷を畳むのが#4だった。それは結果的に#1と同じくらい自分達で区切りをつけようとする気迫を生み出す内容になった。他校メンバーも登場し、それぞれ異なる進路を描くには尺が足りなくなると思いきやピッタリスッキリ終わるまとまり具合が凄かった。

  • 私服姿シーンが長く学校を離れることを意識させられる→「これからは同じ制服を脱ぐ」セリフに繋がる

  • 「私達と同じ道を選ばなかった事を後悔させてやる!」でグループ卒業者を見送る側が「卒業したことを後悔するくらい売れてやる」といっていたのを思い出す。

  • 登場人物が多い上で新サブキャラが登場しいい仕事をしていく。アンサンブルを担当してきた2人が演じていたのも嬉しい。

  • #1以来の強キャラ香子が見られて嬉しい、相変わらず本編では苦労や実力が描ききれないのも良い。

  • 本初子午線をポジションゼロに擬え、レヴューマスターとなる華恋の導入になるのも良い。キリンの姿はなくなり王冠が回転する呼び出し画面も印象的。

  • 先生と華恋がこれまでの舞台を経て通じ合うような内容に卒業デュエルや卒業後自分で世界を見に行こうとする姿にベルリ・ゼナムの姿が重なった。

ライブパート

 今までの思い出を総ざらいしてから体感した今回のライブパートはただでさえ思い出ボムが炸裂する中、その破壊力を更に増すような曲目で開幕から号泣していた。ミュージカルを見てから聴くライブパートはライブのみの公演とは違った深みがありとても良い。

  • 走駝先生がアニメ映像を背負って「星のダイアローグ」を歌って大感動→2番で九九組登場で感動→「誰も知らない結末、明日になればきっと辿り着く」って歌詞が第100回聖翔祭スタァライトを表している認識だったが、アニメ-劇場版を超えた#4そのものとも受け取れて凄い感動

  • 続く「約束タワー」で弱った所を優しく包まれる。舞台版ではタワーが登場しないけどそんな事気にならないくらい優しい。

  • 劇場版曲を並べて新たに踏み出して締めと思いきや最後に控える「舞台少女心得」が圧倒的納得と多幸感を与えてくれる。

 今回の舞台を終えても作品自体は展開していくと思ったが九九組がどうなっていくのか一抹の不安もあった。スタァライトの物語をキャスト一新で1からやり直すような展開もいずれあるのではと思っていたがひとまずThe Liveの新プロジェクトが告知された。

 次回どんな形で展開していくにせよ5年半を爆発させた今回とは違った受け取り方をすることになると思う。それでも9人にまた舞台で会う日を待ち望んでならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?