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大学の話

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大学に関することのあれやこれ
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#仕事

悩み、つれづれ

今年もまた異動が発表になり、卒業生を送り出し、最後の入試が終わったら新入生を迎える準備をし、の年度末である。混沌と混乱。今回の異動で、現所属では人員の半数が入れ替わることになった。なんだかもう疲れたというのにも疲れた。4月からは人間関係も業務もすべてまた1からの構築になる。慣れた人が離れるのもつらい。一時的に脆弱な部分をカバーしなければならないのもつらい。連休の観光地の混雑するランチタイム、今日が

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マジョリティ・マイノリティ

先日、あぁこれぞまさしくマジョリティの暴力だなぁという場面に遭遇した。
会議でとあるアンケートの設問内容を確認していたとき。なんだかなぁと思う内容であったので、私(マイノリティ側)から問題点を述べて変更案も示してみたのだが、相手(マジョリティ側)のうちのひとりは、「こっちは別にこれで困ってないんだけどねぇ」と、やれやれといった感じで、直すとも直さないともはっきりしなかった。
こちらがこれでは困ると

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年度始め

去年と今年で、緊急事態宣言に対する感覚にはだいぶ違いがある。去年のいま時期のnoteを読み返したら、この世の終わりのような気分が充満していたが、今はずっと落ち着いている。これが精神的な免疫ということなのか、慣れなのか。今回は全国の宣言ではないということもあるが、もうすでに昨年の議論である程度対応を決めておいているということも大きい。

宣言下のところでは遠隔の大学もあるが、勤め先では変わらず対面授

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つれづれ、つらつら、ふらふら。

4月から少し遠い事業所勤務が命ぜられ、いきなり転居を伴う異動というものを経験することとなった。
時々伏せていた話はこのことだ。
昨年度の年度末は同僚のNを見送ったものだが、まさか次の年に自分がそうなるとは思わなかった。

この超繁忙の年度末年度始めに、急遽強制転居タスクが降りかかり、ただの部署異動ですら引き継ぎがしんどいのに今年はさらにしんどさを増している。
これは気をつけないと5月に反動で燃え尽

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穴を塞ぐ

すっかり雪もとけて、まだ空気は冷たいものの日差しはあたたかい。このところ毎日白鳥の飛び立つ群れを見る。そして穴ボコが増えた道路を見て、ああ春なのだなと思う。

先日突然の出来事があって、いきなり大型タスクが降ってきたので、わたわたと手続きや必要な作業を進めている。これについては落ち着いたら書くこともあろうかと思う。理不尽といえば理不尽かもしれないが、ある意味で私には救いでもあった。いずれ、いい方向

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仲介

急にいろんなことが加速し始めて、いつの間にか年度末のジェットコースターの坂を上がりきっていることに気がつく。

毎日毎日いろいろなことが起こる。想定されることもあれば、想定外のこともある。守備範囲のこともあれば、たまたま居合わせただけのとばっちりのこともある。

最近は、何かの処理と誰かとの話し合いが3対7くらいの割合である。仕事が事務処理だけならそこまで大変ではないが、議論を要する何かや感情労働

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ある仕事

ひたひたと忍び寄ってきては、ほらほら年度末ですよ〜というのを脳内に囁いていくような妖怪が、このところ多数出現している。気がする。
あぁそうだった。そうでしたね。とカレンダーを見ては顔を覆う現象がそこかしこで起こっている。

他部署からの通知、いろいろな締切、ケリをつけなければならない問題とリミット、来年度に誰がどこにいるのかわからないことによるそわそわ。決めなければならないことはあるのに、その構成

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動点

年度始め、移動制限や緊急事態宣言が出て、あれはどうするんだ、これはどうするんだ、という戦いを経て、遠隔授業になり、前期の後半から対面に戻って約半年。もう前回の宣言への対応のときの議論や慎重さや対応がどうだったのかをあまり覚えていない。過去の資料や書いたnoteを見返して、そういえばそうだったな、と思う。すべてが遥か遠い昔のことのように思えてならない。

11月ごろから、今年度の終わりに向けての業務

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気になる

昨日は仕事初日から早くも納得いかない事案が発生。
今日もいろいろと関連事項を調べ出してなかなか仕事が進まない。

調べている内容は自分の担当の業務範囲でないことはわかっているのだが、きっちりソースがあるものについては裏をとらないと気持ち悪くて仕方がない。そうして調べているうちに、別の問題や穴に気づいてしまって、これはいいのか?と思ってまた調べ出す。そして気持ち悪いスパイラルにはまる。
いい加減見切

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砂の城

引き続き疲れている。

なんというか、誰かが過去に波打際に造った砂の城を修復・保全する役務を与えられた小人というのがいたら、こんな感じなんだろうな、という気分。
絶えず波や風により浸食されて崩れていくなかで、せっせと城を補修しなければならないが、みんな完成イメージが違う上に、できた時の姿を知る人もない。カニや貝も好き勝手に入り込んできて穴を開けるし、海藻や棒切れなんかも引っかかる。たまに何人かの子

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謝礼の値付け

考えたって仕方がないことなのだが、謝金の精算というのはいつもなんだかなという気分になる。

大学では(だいたいどこもそうだと思うが)講師謝金の単価表というのがある。
どういう人にゲストで講義・講演を頼んだら時間単価(上限)いくら、という基準の表だ。
これは相手方の職業・職位に応じて区分けが決まる(※勤め先の大学では、の話)。
話の中身や、要求することの難易度によるのじゃない。お礼とは所属と肩書で決

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凝り性で真面目な気質が首を絞める。現実を見ること、できそうなラインで止めることが認められない世界は、苦しくて全然サスティナブルじゃない。
持てる全てをつぎ込もうとする人ばかりで、外も完璧を称賛する社会だから仕方ないのか。
ため息。
今後の話に、それって何人必要になんのさ、と思う。

休むのは難しい

緊急事態宣言のころに発生した休講などで、今年は前期の期間が大幅にずれている。
通常ならお盆から学生は夏休みに入るが、勤め先の大学ではまだあとひと月ほどは授業期間だ。

しかし後期の開始は待ってくれないので(なぜなら卒業をずらせないため)、どうなるかというと、9月にやたらめったらいろんなことが詰め込まれることになった。
いやー大丈夫なのかな、となんだか他人事のような気分でいるが、9月はほんと、想像も

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かたくていたい

もういい加減首肩が限界で、平日だが外のお風呂に入りに行くことにした。
お湯にいろいろ溶かす。首のコリも、過去との対話も、仕事のことも。

仕事では、混乱に乗じて起こる様々なイレギュラーをどう扱うのか問題が、目下かなりの難問。いままで考えなくても良かったこと、無視しても許されたこと、当然としてきたことが、今はかんたんにひっくり返る。世間のバッシングがこわくて、至極真っ当な話を口にするのだって及び腰だ

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